『オースティン&アリー』ロス・リンチ&R5が来日! ロングインタビュー

デビューアルバム『LOUDER』(ラウダー)が日本で発売開始となったことを記念して、初来日を果たした若手ロックバンド・R5(アールファイヴ)のメンバー一同。このバンドは、4人の兄妹と1人の友人で形成されたリレーションズバンドで、ボーカルを務めているのは、なんと、ディズニー・チャンネルで放送中の人気ドラマ『オースティン&アリー』のオースティン役として活躍するロス・リンチなのです!

早速彼らに色々話を伺ってきました。

『オースティン&アリー』の現場は笑いとアドリブに満ちている!? 先日初来日を果たしたロス・リンチ本人に聞く、ドラマ撮影裏話!

『オースティン & アリー』について

――オースティン役のロス、アリー役のローラ、トリッシュ役のレイニ、デズ役のケイラム、ドラマの中でのこの4人はすごく息があっていますよね。撮影現場はどんな雰囲気なのですか?

ロス:とっても親しみやすい現場でありながらも、皆非常にプロ意識が高くて、勉強になることが多いよ。スタッフもキャストもみんな、いい緊張感を持ちながら、楽しんで作品を作っているね。

――現場での撮影裏話などがあれば教えていただけますか?

ロス:おもしろい話があるよ。デズ役のケイラムが、ジョークを言わなければならないシーンがあって、顔をすごい間近に近づけてきてそのジョークを言うから、おもしろすぎて大爆笑してしまったんだ。ジョークももちろん面白かったんだけど、その言い方とか、顔と顔の距離の近さとかが本当におかしくって。涙がでるほど笑ってしまったので、メイクからすべてやりなおしで撮りなおしたことがあったよ。

――デズは非常に変わり者でいつも笑わせてもらっていますが、出演者まで笑わされていたのですね。そんな『オースティン & アリー』が今、世界中で放送されていることについて、どう感じていますか?

ロス:とってもすばらしいことだと思うよ!国によっては、その国の言語吹き替え版で放送されているから、自分が何か分からない言葉で演じている様子は見ていてとっても面白いよ。世界中で顔が知られていくのは、なんだかとても不思議な感じかな。

――では、日本のファンにはどこに注目して観てほしいですか?

ロス:アドリブの演技が結構あるので、そこにぜひ注目してほしいな。例えば、トリッシュがチーズ屋さんでバイトすることになったあるエピソードでは、トリッシュはチーズのコスチュームを着ていたんだけど、これは台本に書いてなかったんだよ。でも突然思い立って、できるからやっちゃおうってことになったんだ。こういうのが番組内に結構あるので、探してみると面白いかも!

――ロスも台本にない演技を監督に提案することがあるのですか?

チャンスといいアイデアがあれば、監督に売り込むよ。もちろん気に入ってもらえる時もあれば不採用になる時もあるけど、主要キャスト4人とも、将来的にプロデュース業や監督業にトライしたいと考えているので、チャンスがあるときは監督にアイデアを売り込んでいるよ。

――R5のメンバーの皆さんは『オースティン&アリー』を観ていますか?また、もしメンバーの皆さんが『オースティン&アリー』に出演するとしたら、どのような役を演じてみたいですか?

キーボード担当・ロスの姉、ライデル:母がいつもディズニー・チャンネルをかけっぱなしなので、台所に入ったときなどに『オースティン& アリー』を目にしているわ。もし、私が本作に出演するとしたら、オースティンの妹か姉の役がいいわね。そして、デズとつきあってみたい!

ドラム担当・ロス家族の友達、ラトリフ:僕ももちろん観ているよ。実は数週間前に『オースティン&アリー』のオーディションを受けたんだ。トリッシュのボーイフレンド役で最後の二人にまで残ったんだけど、最終選考で落ちてしまったんだ。残念だよ。

ロス:いやいやそれは違うよ。ディズニーは、実は、ラトリフでいきたかったんだよ。でもラトリフはすでにR5のメンバーだから、他の人に決まってしまったんだよ。

ラトリフ:そうなの!? はじめて知ったよ。でも、その役が当初のキャラクター設定と全く違うものになってしまったと後から聞いて、もし、役を得ていたとしても、結局はさよならする結果になっていたのかな?とも思うよ。

――すごい裏話!ロス&ラトリフの共演が実現したかもしれなかったのですね。ライカーとロッキーはいかがですか?

リードギター担当・ロスの兄、ロッキー:もちろん僕たちも観ているよ。よく冗談でメンバーと、『オースティン&アリー』にライバルのバンドとしてR5が出演したら面白いねって話しているよ。ロスには両方のバンドに出演してもらって、R5のメンバーの時には、かつらなり髭なりで変装してもらってさ!

――それは観てみたい!絶対盛り上がりますね。ではロスに聞きたいのですが、ドラマの中で共演してみたい俳優、また、R5として共演してみたいアーティストはいますか?

ロス:ドラマの中で共演したいのはやっぱりメンバーだね。後は、ポール・マッカートニーやピーター・ガブリエルとか・・

メンバー:いやいや、共演したいアーティストは二番目の質問だよー!笑

ロス:そっかそっか(照れ笑い)。R5として共演したいアーティストは、「WALK THE MOON」という新しいバンドがいるんだけれど、かなりユニークなサウンドで、ぜひ共演してみたいと思っているよ。

他のメンバーに同じ質問をするとまた別のアーティスト名があがってくると思うけど、僕たちはメンバーそれぞれに好きなジャンルや影響を受けてきたアーティストがいて、5人の意見が一つになってR5のサウンドは強化されているんだ。

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初来日にしてみんな日本が大好きに!?「日本のファンは本当にパワフル!"超カワイイ"!」、
「スシ、ダイスキ」、ロス・リンチ含むR5のメンバーが覚えたての日本語を数多く披露

――ラトリフ以外、日本に来たのは初めてというメンバー。ラトリフも幼い時に来て以来だからほぼ初めてということで、日本の印象について教えてもらえますか?また、日本の女の子、男の子に対する印象も教えてください。

ロス:日本は本当にすばらしいと思うよ。ファンからものすごいエネルギーをもらえるんだよ。こんなにパワフルなファンだと思っていなかったし、日本の女の子たちはとてもクール。"カワイイ!" "超カワイイ!"(日本語で「カワイイ」といった後に、「あ、超カワイイ!!」と言い直してくれました)

ライデル:私が思うのは、日本のメディアの取材がとてもおもしろいってこと。アメリカのメディアのインタビューより面白い質問をふってくれるの。私たちが楽しんで答えられるような質問をしてくれるの! 日本の男の子については、残念ながらまだあまり日本の男の子を見る機会がないのだけれど、他のメンバーからは、アメリカより日本の方が男性ファンが多いって言っているわ。それにはびっくりしたわね。

――日本に来てしばらく経ちますが、どんなおいしいものを食べましたか?

ラトリフ:おとといくらいにエビの天ぷらを食べてすごくおいしかった!なんだろう?すごいスパイシーだったんだよね。周りに小さな衣が付いていて、スパイダーみたいだった!

――エビしんじょう?かき揚げ?のことですかね?

ラトリフ:あと、焼き鳥も食べたよ!本当においしかった。あれって単にチキンを串に刺して焼いただけの、非常にシンプルな料理なのに、なんであんなにおいしいんだろうね!?

ライデル:あとは、ラーメンも食べたし、スシも食べたよね!とにかく全部おいしかった! 私は本当に食べるのが大好き!!

(メンバー口々に)
"オイシイ!!"
"スシ、サイコー!!"
"ダイスキ、スシ!"

(数々の日本語で日本食のおいしさに対する感動を伝えてくれたメンバー。あれも食べた、これもおいしかったよね? とメンバー間で確認しあうなど、かなり盛り上がっていました。)

――超カワイイ、ダイスキ、スシなど先ほどから色々な日本語をお話されていますが、その他に覚えた日本語はありますか?

(メンバー口々に)
みんな元気―?
お疲れさまです
こんにちは!
おはよう
はじめまして
どうもありがとうございました
よろしくお願いします

(など、多くの日本語が飛び出してきました)

ロス:まだまだ勉強中だよ。でも、メンバーが多いとそれぞれ得意なワードが違うから、忘れた単語を教えあったりすることで学習レベルがアップするよ。

ライデル:時々、誰が一番覚えているか競争したりもするしね!

――おお、では今夜のファンミーティングで披露になるのかな? がんばってくださいね!

メンバー:ありがとうございます!(日本語)

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"Go for it!"本当にやりたいことがあったら、全力をかけて目指すべき。
"運"とは「ちゃんと準備をしていた」のと「チャンス」がうまく融合した時に生まれるもの。
人の何倍もの努力をしてきた彼らだからこそ言えるメッセージとは!?

――リンチファミリーの皆さんは、幼い時に将来は絶対にアーティストになると決意し、家族全員でコロラド州からLAに移住し、今、見事夢を実現されたわけですが、夢を追いかける日本の若者にメッセージをいただけますか?

ベース担当・R5リーダー・ロスの兄、ライカー:"Go for it" "Just work hard"本当にやりたいことがあったら、それは全力をかけて目指すべきだよね。世の中に自分の中から発信したことは、運命的にも自分によい意味で返ってくると僕は考えているよ。情熱を振りしぼって、がんばって努力するってことが大切。誰よりもがんばれば、その分目立つから、世間から注目を浴びるチャンスも広がるんだ。

――胸打たれました。思わずに泣きそうになってしまったんですが...。

メンバー:Oh~!Yes!Thank you!

――他のみなさんはどうですか?

ラトリフ:ライカーがよく言っているけど、運がいいねって周りから言われがちだけど、それだけの努力を私たちはしているんだよね。

ロス:僕は「運がいい」とか「ラッキー」っていうのは、「ちゃんと準備をしていた」のと「チャンス」がうまく融合した時に生まれるものなんだと思っているよ。

 

平均年齢わずか19歳でありながら、口から出る言葉の一つ一つは非常に強く、芯が通っているR5。メンバーそれぞれが自分以外のメンバーを非常に尊重していることが見て取れるインタビューでした。自分はこうだけど、メンバーにはまた違う意見がある。5人がみんな違うからこそいいものが作れる、という思いが5人全員に共通しているようでしたね。

将来的には、『オースティン&アリー』で、メンバーとロスの共演が実現するかも!?
これからの彼らの活躍に期待したいです。

『オースティン & アリー』新エピソード
ディズニー・チャンネルにて
12月21日(土)16:30~17:00 放送!
第39話『未来の音楽』
<CAST>
オースティン:ロス・リンチ
アリー:ローラ・マラノ

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