ビヨンセ話題のニュー・アルバムが米大手小売チェーンで販売拒否に

歌手のビヨンセが、12月13日(金)に、事前の告知なくニュー・アルバム『ビヨンセ』をiTunes Store独占で先行リリースしたというニュースは先日お伝えしたとおり。このアルバムは、今週末から店舗でも購入可能になるのだが、米国大手小売チェーンの「Target」は、本作を店頭で販売しないと発表し、話題となっている。

iTunes及びコロムビア・レコード(ビヨンセの所属レーベル)によると、『ビヨンセ』は発売からわずか3日にして米国で617,000枚、また全世界(104ヵ国)で828,773枚を売上げ、米国iTunes史上1週間で最も売れたアルバム及び世界で最速で売れたアルバムとなっている。また、米ビルボートによると、本作は12月20日(金)までに多くの店舗にも配送されるという。

アーティストによるデジタル先行発売が今まさに話題となっているが、本作を販売しないと発表した「Target」は、その理由について「Targetでは豊富な音楽関連商品を取り扱っており、お客様に提供しております。しかし、今回の様に店舗でフィジカル入手前にデジタル先行発売をされてしまうと、需要や売上げ予測に影響を及ぼしてしまいます。Targetはこれからも店頭で販売可能な商品の販売に注力します。従って、今回『ビヨンセ』を取り扱う予定はありません」と明らかにしている。

なお、「Target」は過去にフランク・オーシャンが『チャンネル・オレンジ』をiTunesで先行発売した際にも店頭での販売を拒否している。iTunesが音楽小売業者として、2012年は全米市場の41%に貢献し、これに対して「Target」は5%と言われているが、この判断は果たして是か否か。注目を集めそうだ。

そんな話題ふりまくビヨンセがパフォーマンスを行う可能性がある、と伝えられている第56回グラミー賞授賞式は、1月27日(月)9:00からWOWOWプライムにて生中継される。(海外ドラマNAVI)

Photo:ビヨンセ
(c)FilmMagic

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