イケメン天才詐欺師とFBI捜査官がタッグを組み、知的犯罪を捜査する米USAネットワークの人気シリーズ『ホワイトカラー』。アメリカでシーズン5が終了してから2週間が経つが、シーズン更新はいまだ決定しておらず、ファンや関係者をヤキモキさせている。
米Deadlineによると、通常2月中旬のこの時期にはすでに製作がスタートし、撮影が始まる3月に向けて準備をするのが順当であるというが、現時点では、放送局の米USAと製作会社のFOX TVスタジオとの話し合いも進展が見られない状況のようだ。しかしシーズン5がクリフハンガーで終了したことを考えると、突然の打ち切りは避けると考えるのが妥当だと同サイトは見ている。そこで気になるのが、シーズン6で完結する場合の形式だ。USAがミニシリーズを検討している一方で、FOX TVスタジオは従来のシーズンの製作を希望しているという噂もあるという。
本作はUSAの主要シリーズであるため、最終シーズンを製作して完結させることが重要だと見られる。USAのほかの人気シリーズを見ても、『名探偵モンク』『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』『サイク/名探偵はサイキック?』『ザ・プロテクター/狙われる証人たち』は、きちんとファイナルシーズンが製作されている。USAは完結を決めてシーズンを更新する傾向があるため、製作側は番組のエンディングを作ることができるというのがこれまでの人気シリーズの例だ。
同サイトによると、本作の視聴率は手堅いものの、製作にコストがかかりすぎるというところで問題があるという。今のところ、すべての製作コストをUSAが負担している。有名キャストの出演やNYでの広範囲にわたる撮影により、本作のコストは高くついているようだ。
このまま時間が経つにつれ、本作の撮影はさらに遅れる可能性もあるという。ウワサによると、脚本チームのスタッフがほかのプロジェクトに移ってしまったことと、ほかのパイロット製作との兼ね合いでNY在住のクルーが確保できないという事情もあるため、製作は早くても4月以降になるのではないかとの見方もある。さらには、パイロットへの出演を見送らざるを得ないキャストには、ストレスがたまる状況であることも否めない。(海外ドラマNAVI)
Photo:新シーズンやるよ...ね? 『ホワイトカラー』
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