ジョセフ・モーガン『ヴァンパイア・ダイアリーズ』は1年だけのつもりだった

ヴァンパイアと人間の禁断の恋を描いた人気ドラマ・シリーズ『ヴァンパイア・ダイアリーズ(以下、TVD)』のゲストから、スピンオフの主演にまで昇格したジョセフ・モーガン。クラウス役として出演が決まった当初は、1年以上このキャラクターを演じるつもりがなかったことを明かしている。

ジョセフが米CWの『TVD』に登場したのは、シーズン2第19話「クラウスの秘密」。ゲストとして登場したクラウスは、兄のイライジャ(ダニエル・ギリーズ)や妹レベッカ(クレア・ホルト)と共に人気が高まり、ついには彼らを中心としたスピンオフ『The Originals』が制作されるほどになった。

米COMPLEX MEDIAによれば、制作陣とジョセフはクラウスというキャラクターが登場するのはシーズン3までと考えていたという。ジョセフは当時を振り返り、「1年で十分だろうと言っていたんだ。悪役が良い奴になるのでない限りは、ずっと登場するのは難しいだろう?」と語っている。

クラウスが長く登場するキャラクターになることが決まったのはシーズン3のことで、ジョセフから製作総指揮のジュリー・プレックに持ちかけたという。ジョセフは、第8話「ヴァンパイアの起源」で父親のマイケルとの立ち回りを撮影していて、「もう1年やってもいいな。脚本家もとても良いものを書いてくれているし、すごく楽しいし、アトランタ(撮影地)も好きになってきた」と思ったと明かしている。考えを変えたジョセフがプレックに「僕がシーズン3の終わりでクラウスを死なせたいと思っているというのは誤解なんだ。すごく楽しんでいるし、番組側が必要としてくれるのであればもう1年続けたい」と伝えたことで、ジョセフのシーズン4出演が決まったという。その後、クラウスの人気はさらに高まりシーズン3の終わり頃には、スピンオフを制作する話が持ち上がるほどになった。

スピンオフである『The Originals』は、その人気の高さからシーズン2に更新されることがすでに決定している。それも、ジョセフが『TVD』の出演を続けることを決めてくれたおかげといえるだろう。(海外ドラマNAVI)

Photo:人気スピンオフの誕生にはこんな裏話があったんですね 『The Originals』
(c)2013 The CW Television Network.