『NCIS』クリエーターが明かす、ラルフ・ウェイト追悼エピソードの詳細とは...

ロングラン・ヒットシリーズ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の製作総指揮を務めるゲイリー・グラスバーグが、シーズン11最終話(5月放送予定)での故ラルフ・ウェイトの追悼エピソードの詳細を明かしている。

当サイトで既に紹介したように、本作で主人公リロイ・ギブスの父ジャクソン役を演じていたラルフ・ウェイトが、今年2月13日(木)に86歳で亡くなったのを受け、番組サイドはラルフを偲ぶ演出を検討していた。米Entertainment Weeklyによると、グラスバークはこの追悼エピソードについて「ラルフが亡くなってから、(最終話での演出について)話し合ってきました。そして、ジャクソン・ギブスというキャラクターに別れを告げる上で、とても素晴らしいストーリーを考え上げたと思います」とコメントしている。

追悼エピソードは現在まさに製作中のようだが、グラスバーグは「とても感動的な物語になるはず」と語り、50年以上に及ぶラルフ・ウェイトの俳優人生を称えるのにふさわしい物語になることを約束している。

ラルフの死が番組に与えた影響については、「ジャクソンに関するエピソードは、当初考えていた最終話の展開に、大きな変更と予定していなかった感動的な要素をもたらしました。けれど、みんなジャクソンというキャラクターに別れを告げるのに、相応しく正しいものにしたいと考えていましたし、ラルフを追悼するエピソードを作り上げたいと心から望んでいます」と語った。

更にグラスバーグは、シーズン11最終話について、翌シーズンまでストーリーが完結しない"クリフハンガー"方式にはしない予定だと付け加えている。「最終話でギブスに起きた出来事に対して、少しでも納得のいく決着をつけて、シーズン12では新たなスタートを切ることになると考えています」と明かしているが、製作段階であるため結末がどのようなものになるかは確定していないようだ。

『NCIS』シーズン11最終話が、ラルフ・ウェイトという偉大な俳優と、彼が本作で演じてきたジャクソンというキャラクターを称える素晴らしいストーリーになることを期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:最高の形でお別れしたいね 『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』
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