2014年年明けに「ワーナー・ブラザースTVジャンケット」が催されました。ワーナー作品に出演中のキャストたちにマスコミが直接インタビューができるという貴重な機会。当日の模様を数回に分けてお届けします。
トップバッターは『ヴァンパイア・ダイアリーズ』出演中のエレナ&キャサリン役 ニーナ・ドブレフ。
いきなりニーナから話をふってくるという、逆インタビュー!?状態でスタートです!
ニーナ 今、体調がよくないんです。
――血が欲しいですか?(笑)
くれるんですか? 私はB+型しか飲みませんが...。
ところで、みなさんはインタビューしていない時は、何をしているんですか?
――TVを観ています。
TVで私たちを見ているんですか?(笑)
(ここからようやく本来の取材がスタートとなりました)
――5年続いているこのドラマが、どうしたら新鮮なままでいられると思いますか?
私も毎日のようにそれを自分に問いかけています。脚本家たちが、常にアイディアに溢れ、面白い話を書いてくれるので、その世界に引き込まれ圧倒されているんです。だから退屈しません。他の共演者に代わって答えることはできないけれど、私は2つのキャラクターを演じていて忙しくしているので、常に新鮮だし満足しています。
――エレナとキャサリン、どちらが自分に似ていますか?
それは、年月とともに変わります。最初の頃は、エレナかと思いましたが、昼か夜によっても違います。両方のキャラクターとも、自分と共通点がある と思います。人を殺すヴァンパイアの部分やビッチなキャサリンの部分ではないですよ。そう願いたいです(笑)
キャサリンを演じるようになってから、自分には今までないと思っていた快活さや元気なエネルギーが湧くようになりました。それが心地いいですね。
――エレナは、善人になったり悪魔のようになったりしますが、どちらを演じるのが好きですか?
このシーズン5は、実のところキャサリンを演じるのをすごく楽しんでいます。というのも、キャサリンは自分の死に際し、どんどん哀れに、自暴自棄になるからです。彼女がもうヴァンパイアじゃないのが私にはおかしいことであり、つい笑ってしまいそうになります。4シーズンもの間ずっと、彼女はパワフルな悪役だったのに、今では風邪をひいたり怖じけずいたりするちっぽけな人間になっているのが、とってもおかしいですね。
――プライベートにおいて、「血」との関係について教えていただけませんか? 例えば、キッチンで自分の指を切ったら、どう反応しますか?
血は、ほんとうに大嫌いです。気分が悪くなります。でも、毎日血を扱わなければなりません。 もし実際に指を切ったら、パニックになるでしょうね。血はほんとうに苦手で、目にすると恐怖で固まってしまいます。もし何か悪いことが起こったときに、戦ったり人を助けたりできる人がいますが、私は凍りついてただそこにじっとしているタイプです。実生活ではまったくだめなんですが、TVだとそうじゃない振りができるんです。
――ヴァンパイアの魅力とはなんでしょう? どうしてこんなに人気があるのだと思いますか?
わかりません。それも、常に自分に問いかけていることです。私たちのドラマは、ファンの人に支えられています。とても反応が早く活気のある情熱的なファンが一定層います。彼らは決して離れません。うまくは説明できませんが、ヴァンパイアは人間とはまったく違う種族です。彼らと築かれてきた関係性があり、人間はヴァンパイアを愛し、彼らも人間を愛しています。人間は彼らなしではやっていけないし、彼らも人間がいないと、いや厳密にはやっていけますが、そう思いたいですね。
――最初に観たヴァンパイア映画は何ですか? そのときどんな反応したか覚えていますか?
はい、最初に観たのは『インタビュー・ウイズ・ヴァンパイア』です。両親はどうして私に観ることを許したのかわかりませんが、その映画を理解するには、幼すぎました。小さい頃に出ていた彼女は誰でしたっけ?
――キルスティン・ダンストですか?
そう、キルスティン・ダンスト! 小さなヴァンパイアは彼女だけでした。私は、「きゃ〜、かっこいい〜!」って思ったのを覚えています。彼女は、あの歳で俳優として自信に満ちていました。ブラッド・ピットやトム・クルーズもホットでした。私は、ヴァンパイアであることからくるセクシーさに引きつけられたのだと思います。
――ブラッドとトムではどちらがセクシーでしたか?
断然ブラッドです。
――セクシーといえば、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』はとってもセクシーで、明らかに多くのセックスシーンがあります。演じているうちに、やりやすくなりましたか? それとも今でもやりにくいですか?
もちろんやりやすくなっていると思います。ドラマの撮影スタッフのおかげです。もし今、みなさんが座っている前でそういうシーンをやれと言われたら、とってもやりにくいでしょうけど、セットに入ったら、全くやりにくいことはないですね。5年一緒にやってきて、撮影スタッフやその家族もよく知るようになり、親密になりました。それに数をこなしてきているので、もうやりにくくはありません。「みんな、さぁやろう」って感じです。
――実生活のなかで一番怖いのは何ですか?
サメです。
――吸血サメですか?(笑)
サメは、ヴァンパイアみたいですよ。歯がとがっていて、他の生き物を殺そうとする怖いところが。(ディスカバリーチャンネルの)『Shark Week』を観過ぎて、サメに強迫観念を持ってしまったのだと思います。サメに詳しくなって、彼らがどんなに恐ろしいかを知ってしまったので。もしサメが攻めてきたら、私は勝てますよ。鼻をパンチしてやります。どうすれば、たたきのめすことができるか知っています。それでも彼らは怖いですけどね。いつかグレート・ホワイト・シャーク(ホホジロザメ)のいるところでダイビングして、自分の恐怖心と向き合ってみたいです。
――どうやってその体型を維持しているんですか? そのために厳しく管理しているのですか?
もう2週間くらい体調が悪いので、その間まったくエクササイズしていません。普段は、エクササイズをしていますが、それは楽しむためです。正直、私はそんなにジムに頻繁に通っていません。ランニングマシンであまり走ったりはしないんです。それよりも、サッカーやバレーボールなどをするのが好きだし、ヨガをして自分の心や身体と向き合うのが自分に向いていると思います。食べたいものも、適度に食べますよ。
――自分のことをティーンエイジャーのアイドルだと思いますか? また人前に出たときに、自分の行動はどのように人に影響を与えると思いますか?
自分がアイドルだとは思いません。ただ、ドラマのファンは若いし、ファンはキャラクターや演じている俳優に憧れるものなので、人前でよい見本となりたいとは思います。
――ドラマはどこで撮影しているのですか?
パイロットは、カナダのバンクーバーで、それ以降はアトランタ(ジョージア州)で撮っています。
――アトランタでの生活はいかがですか?
アトランタにいることは、ハリウッドに住むのとまったく違います。 あそこではもっと無名な人間でいることができます。地元の人々があまり邪魔してこないんです。だから映画やディナーに行ったりして、ごく普通に素敵な生活を送ることができます。あの街での生活は、ニューヨークやL.A.のような大都市とは違っていますね。
――自分のプライベートを観察されているような感じがしない、ということですか?
そうですね。まったく。これは実際とってもいいことです。他の場所に行けば、本当に四六時中観察されているし、それは仕方ないことかもしれません。でも、他の人と違うことをしているわけではないのに、みんなに見られるのは奇妙なことです。もし私が誰かに話しかけたとして、その人が私のことを私がその人のことを知るよりも知っていたら、とても居心地が悪くなりますしね。それは、その人をより知る楽しみを奪ってしまうことで、トリッキーなことですよ。
【放送情報】
『ヴァンパイア・ダイアリーズ <フィフス・シーズン>』
2014年秋リリース決定
発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
*本作シーズン3は、スーパー!ドラマTVにて放送
ワーナーの海外ドラマエクスプレスでは、海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVにて好評放送中の
『ヴァンパイア・ダイアリーズ』の最新フィフス・シーズンの最新エピソードをいち早くお届けしています。
※米国で放送後最短一週間でダウンロード購入可能です。
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