4月13日スタートのシーズン7で終了が決定している米Showtimeの大人気ドラマ『カリフォルニケーション』。本作品で、奔放な女性関係が原因でトラブルに巻き込まれながらも、なぜか憎めないダメ男ハンク・ムーディーを演じるデヴィッド・ドゥカヴニーが、番組の終了について心境を語った。
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米TV Guideのインタビューで、「『X-ファイル』の終了時、そろそろフォックス・モルダーという役から離れ、前に進むべきだと思ったし、その準備はできていると感じたんだ。降板に向けて動いていた時だから、ノスタルジックな気持ちにならないよう努めたよ」と語ったデヴィッド。シーズン9まで続いた自身の出世作での経験から、『カリフォルニケーション』の終了を迎えるにあたり、何をすべきかわかっているという。
「共演者やスタッフはもう家族みたいなものだし、彼らと過ごした時間は僕の人生の大きな部分を占める。でも、そういう切ない気持ちは後からやって来るものなんだ」と、まずはハンクを演じ切ることに集中したい様子。
そして、「ドラマシリーズの終了は、晩年の人生みたいなものだ。死ぬのにベストな時がないように、番組の終了に完璧な時なんてないよ」と、今が『カリフォルニケーション』のが引き際かどうかはわからないと語った。
シーズンフィナーレとなるシーズン7でも、快楽主義者のダメ男を演じるアプローチは変わらないと話すデヴィッド。はたしてハンクは、最愛のカレン(ナターシャ・マケルホーン)と娘ベッカ(マドレーヌ・マーティン)を取り戻すため、大人になりきることができるのだろうか。(海外ドラマNAVI)
Photo:『カリフォルニケーション』
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