『ジェシカおばさんの事件簿』のアンジェラ・ランズベリーが大英帝国勲章を授与される

大人気ミステリー『ジェシカおばさんの事件簿』シリーズの主人公ジェシカ役で知られるアンジェラ・ランズベリーが、大英帝国勲章を授与されたことが分かった。

英Digital Spyによると、アンジェラは現地時間の4月15日にウィンザー城で行われた授与式で大英帝国勲章を受章。ショービジネス界への長年の貢献を称えられたアンジェラは、「今日は私にとって非常に誇り高き日です。国に功績を認めていただき、女王陛下にお目にかかることができました。それはまたとない素晴らしい機会でした」と喜びを語った。

ロンドンで生まれ、第二次世界大戦中にアメリカへ移住したアンジェラは現在88歳。長年にわたるキャリアのなかで、『ジェシカおばさんの事件簿』シリーズのほか、1962年の映画『影なき狙撃者』、1971年の映画『ベッドかざりとほうき』などを含む数多くのTVドラマや映画に出演している。

また、今年はアンジェラにとって、映画界での名誉を授かった年でもあった。75年のキャリアを称えられ、今年開催された第86回アカデミー賞で名誉賞を受賞。「(オスカーは)映画における私の仕事、そして女優としての私の人生の集大成に対するものです。アメリカとイギリスで思う存分仕事ができたことは喜びでした」とコメントした。なお、アンジェラはこれまでアカデミー賞に3度ノミネートされたことがある。

ベテラン舞台女優としても知られるアンジェラは、今年、ロンドンのウェストエンドに39年ぶりに復帰したことでも話題となった。自身が2009年にブロードウェイでトニー賞を受賞した、『陽気な幽霊』のマダム・アルカティ役を再び演じている。(海外ドラマNAVI)

Photo:アンジェラ・ランズベリー(『ジェシカおばさんの事件簿』より)
(c)1984 Universal City Studios LLLP. All Rights Reserved.