6シーズンをどうやって凝縮? 『ブレイキング・バッド』の一人芝居が行われる

昨年9月、世界中のファンに惜しまれながら幕を閉じた大人気シリーズ『ブレイキング・バッド』。本作の全6シーズンを1時間に凝縮し、一人の俳優が主要キャラクターの面々を一手に演じる一人芝居、『ワンマン・ブレイキング・バッド』が、来月イギリスで開催されるエディンバラ・フェスティバル・フリンジ(以下、フリンジ)で上演されることがわかった。米Hollywood Reporterが報じている。

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8月1日~25日にわたって開催されるフリンジは、資格審査がなく、登録料と参加費を納めればだれでも公演できる世界最大の芸術祭だ。そこでこの一人芝居を演じるのは、アメリカの若手俳優、マイルス・アレン。マイルスは『ブレイキング・バッド』の熱烈ファンで、放送が終了してしまった喪失感を埋めるために登場人物たちのモノマネを始めたという。そしてこのモノマネをする様子をYouTubeで公開したところ、なんと約2万回近い再生回数を獲得したという。

同シリーズの人気が衰えていないことを確信したマイルスは、一人でウォルター・ホワイト、ジェシー・ピンクマン、ソール・グッドマン、スカイラー・ホワイト、ハンク・シュレイダー、ウォルター・ホワイトJr.、マイク・エルマントラウト、ガス・フリングの8役を演じることを思いつき、6シーズンを60分で網羅する一人芝居を製作。4月に行われたメルボルン国際コメディ・フェスティバルで初演し、さらに8月に開催されるフリンジで上演することを決めたという。

マイルスは、作品について次のようにコメントしている。「『ブレイキング・バッド』が放送終了してからというもの、僕たちファンの心にはぽっかり穴が開いてしまったのです。ジェシーとウォルターのメスなしでは生きられない顧客のように、僕たちも番組に依存していましたからね。そこで、番組愛に満ちたファンレターのような芝居を作って、ファンを喜ばせたいと思うようになったのです」。個性あふれる8人のキャラクターを一人で演じる意欲作、『ワンマン・ブレイキング・バッド』。原作のコアなファンが手掛ける作品だけに、ファンの熱い注目を集めそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:舞台の様子もどこかで観れるといいなぁ 『ブレイキング・バッド』
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