『ダウントン・アビー』プレスフォトにペットボトルが映り込む痛恨ミスにキャストがユーモア対応

20世紀初頭に生きる英国貴族の一族と使用人たちの愛憎劇を描いた英BBCの大ヒットドラマ、『ダウントン・アビー』。時代モノのドラマとして高い評価を得る同作だが、このほどリリースされた同作のプロモーション画像に、なんとプラスチックのペットボトルが映り込むというミスが判明し、話題となっている。

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米US Weeklyによると、ミスが見つかったのはシーズン5を宣伝するために製作されたプレスフォトで、ダウントン・アビー邸の一室で撮影された写真には、正装で堂々と佇む当主ロバート・クローリー(ヒュー・ボネヴィル)と次女イーディス(ローラ・カーマイケル)が映っている。ぱっと見た限りでは違和感はないが、背後のマントルピースをよく見ると、格調高い調度品の間にプラスチックのペットボトルが置かれてあることに気づく。

同メディアによれば、こうした使い捨てのボトルが製造されたのは1947年以降で、大量生産されるようになったのはさらにあとの1960年代以降だという。プレスフォトは1924年に設定されたシーズン5を宣伝するもので、ペットボトルを小道具に使うには時代がちょっと早すぎるようだ。スタッフかキャストの誰かがうっかり置き忘れたものと思われるが、徹底した時代考証で知られる同シリーズには痛恨のミスとなった。

この報道を受けて、番組キャストたちがすぐにユーモアと機知あふれる対応を示した。番組の公式 Instagramに15日付けで投稿された集合写真では、ヒューやメアリー役のミシェル・ドッカリーら、現代の普段着姿で集まったキャスト総勢17人がそれぞれペットボトルを片手に「やっちゃった!」と言わんばかりのお茶目な表情でポーズしている。

写真には「#ダウントンのキャストは本日、"ウォーターボトル・ゲート事件"をあることに利用することにしました」とのメッセージが添えられており、これは番組キャストとクルーが注目を集めた水ボトルにちなんで、水と衛生の問題に取り組むNGO団体「WaterAid」とコラボレーションを発案。ミスが発覚した翌日から募金プロジェクトを展開した。キャンペーンはキャストのユーモラスな写真を楽しんだら、WaterAidに3英ポンド(約513円)をオンラインで寄付しようというもので、同団体は寄付金を元に世界各地の貧困地帯で衛生的な飲料水とトイレの整備を推進するという。

置き忘れた1本のペットボトルもアイデア次第で人のために役立つという、ちょっとイイ話だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ダウントン・アビー』
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