米Showtime、『レイ・ドノヴァン』など、ひと癖アリの話題作がシーズン3更新!

米Showtimeでスタートした注目の新ドラマが2本、シーズン3への更新を決めた。米The Hollywood Reporterなどが報じている。

今回、更新が決定したのは、『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』。映画などで活躍するリーヴ・シュレイバーと、オスカー俳優ジョン・ヴォイトの競演で話題となったシリーズだ。今年のエミー賞では、受賞は逃したもののジョン・ヴォイトが助演男優賞にノミネートされていた。

そしてもう1本は、映画『クィーン』でトニー・ブレア首相を演じ、注目されている英国俳優マイケル・シーン主演の新ドラマ『Masters of Sex』だ。共演は、『トゥルーブラッド』のリジー・キャプラン。セックスの話題がタブーだった1950年代後半に、性行為をあくまでも科学的に研究した"超変わり者"の産婦人科の医師を描いている。

いずれも次のシーズンの12話、シーズン3の製作が決まった。

渋めの実力派俳優を配した両シリーズだが、知名度の高い俳優を起用したところで視聴者が獲得できるほど甘くない昨今のドラマ界。『レイ・ドノヴァン』は人気シリーズ『デクスター ~警察官は殺人鬼』の後枠で放送し、平均500万人の視聴者数をマーク。さらに『Masters of Sex』も平均400万人の視聴者数を獲得する人気シリーズに成長した。同局は「複雑で興味をそそるキャラクターと設定で高い評価を得ており、間違いなく次のシーズンも視聴者を獲得できる」シリーズとして期待を寄せている。

『Masters of Sex』は、セックス・リサーチャーの話だけに、ヌードシーンも多いからか、日本にはまだ未上陸。しかし、実は深い人間ドラマがしっかり描かれているからこそ、作品評価が高いシリーズでもある。こういう癖のあるドラマこそ、大人のドラマとして上陸を期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』
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