デヴィッド・フィンチャー、50年代ロサンゼルスの暗黒街を描いたHBOドラマを製作か？

ケヴィン・スペイシー主演のドラマ『ハウス・オブ・カード　野望の階段』を手掛けるデヴィッド・フィンチャーが、米HBOで1950年代ロサンゼルスが舞台のドラマを製作するかもしれないとIndiewireが報じた。

『ハウス・オブ・カード 野望の階段』ケヴィン・スペイシーインタビュー！

――『ハウス・オブ・カード 野望の階段』の第1シーズンはすでに撮影も終わり、Netflixで一斉配信されるそうですが...。 　エピソードごとにどんどん何かが分かっていったり、分からなくなったりするドラマになることを願っている。観客が興味をそそられて、もっと知りたいと思うようにしたい。まあ、最近のテ...

映画『セブン』『ソーシャル・ネットワーク』など数多くのヒット作でメガホンを取ってきたフィンチャー監督が、このドラマでタッグを組もうとしているのは、同時代のロサンゼルスを描いた大ヒット映画『L.A.コンフィデンシャル』の原作者として知られる小説家ジェームズ・エルロイ。二人は以前より交流が深く、エルロイが書いた『ブラック・ダリア』の映画化に共に取り組んだ経験を持ち（後に監督はブライアン・デ・パルマが就任）、フィンチャーが監督を務めた『ゾディアック』ではDVDのコメンタリー収録を一緒に行っている。

関係者の話によると、二人はHBOと話し合いをしていたというが、契約などには至っていない。しかしながら、フィンチャーは米Netflixの『ハウス・オブ・カード』でTVドラマに携わっているほか、HBOとは他にも新ドラマ『Utopia』にも名を連ねていることから、映画よりTVにより重心を置こうとしているのではないかと見られている。

鬼才フィンチャーと人気作家エルロイ。ビッグネーム二人による新ドラマが誕生するのか、その動向が注目される。（海外ドラマNAVI）