『デス妻』エミー賞女優、ポリー・バーゲンが死去

『デスパレートな妻たち』や『ザ・ソプラノズ』など、数多くのドラマに出演し、エミー賞にも輝いた名女優ポリー・バーゲンが、84歳でこの世を去っていたことがわかった。

米The Wrapによると、ポリーは、9月20日の朝コネティカット州にある自宅で、家族や親しい友人に囲まれながら、静かに息を引き取ったという。ポリーの代理人は、「伝説的な女優でもあり友人でもある彼女の死をお伝えするのは、大きな悲しみです」とコメントを発表。死因は明らかになっていないが、穏やかな最後だったことを告げた。

テネシー州ノックスビル生まれのポリーは、グレゴリー・ペック、ロバート・ミッチャムと共演した『恐怖の岬』(後に、マーティン・スコセッシ監督が『ケープ・フィアー』としてリメイク)など、多くの映画で活躍。また、歌手のヘレン・モーガン役を演じエミー賞を獲得した1950年代のドラマシリーズ『Playhouse 90』をはじめ、最近の『デス妻』での好演にいたるまで、長年にわたりお茶の間でも人気の高い女優だった。

Polly Bergenという化粧品ラインの会社を立ち上げ、美容に関する本を執筆するなど、女優業以外にもマルチな才能を発揮していたポリー。彼女のご冥福をお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ポリー・バーゲン
(c)amanaimages