『ドクター・フー』○代目ドクターの俳優は...?【新シリーズ編】

謎のベールに包まれた"ドクター"が、はるかな時空を旅する英国の人気番組『ドクター・フー』。英国では現在シーズン8が放送中で、ピーター・カパルディ(『官僚天国!~今日もツジツマ合わせマス~』)が12代目ドクターを演じている。

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50年の長き歴史を誇る本作においては、過去にさまざまな俳優たちがドクター役を演じてきた。そこで今回は2005年以降の新シリーズに的をしぼり、歴代俳優たちの現在の活躍ぶりを紹介することにしよう。

■クリストファー・エクルストン(9代目ドクター役)
2005年に『ドクター・フー』を降板したあとは、英国だけでなくアメリカの作品への出演も目立つように。『HEROES/ヒーローズ』では透明化能力をもつクロードの役でゲスト出演、映画『G.I.ジョー』『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』では悪役を演じた。米HBOで先月シーズン1を終えた新作ドラマ『LEFTOVERS/残された世界』にも出演している。一方、出身国の英国でも、新作ドラマ『Fortitude』に出演予定、『Safe House』の主演が決定するなど、積極的な活動が続いている。『ドクター・フー』への復帰はない、と明言しているのはちょっと残念。

■デヴィッド・テナント(10代目ドクター役)
2013年に英国で放送された50周年記念エピソードで、久々にドクター役として後述のマットと肩を並べ、ファンを喜ばせたデヴィッド。2010年に『ドクター・フー』を降板したあとは、映画『フライトナイト/恐怖の夜』『ユナイテッド -ミュンヘンの悲劇-』と出演を重ね、2013年の英国ドラマ『ブロードチャーチ~殺意の町~』で主演を務めて好評を得た。アメリカでは『ブロードチャーチ』のリメイク版にあたる『Gracepoint』がこの秋スタートしたところだが、リメイク版でありながらここでもデヴィッドが同じ主役を演じるという異例の配役が行われ、注目を浴びている。

■マット・スミス(11代目ドクター役)
世界に広がる『ドクター・フー』の人気の波に乗り、ハリウッドへの足がかりを得たマット。2013年に『ドクター・フー』を降板したあと、『ターミネーター』新三部作への出演が決まり、第一弾『Terminator: Genisys』の撮影を最近終えたばかり。このほか、新作映画『高慢と偏見とゾンビ』への出演も決定。ライアン・ゴズリング脚本・監督によるファンタジー映画『Lost River』にも出演しており、これからの活躍が楽しみだ。

1960~80年代の旧シリーズに登場した1~8代目ドクターの俳優たちも、今後取り上げていく予定なのでお楽しみに。(海外ドラマNAVI)

Photo:マット・スミス
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