『ハンニバル』シーズン3に日本人女優TAOが出演!

トマス・ハリスの小説が原作の映画「羊たちの沈黙」などでお馴染み、人食い殺人鬼レクターが主人公のドラマ『ハンニバル』。米NBCで放送されている同作のシーズン3に、日本人モデルで女優のTAO(岡本多緒)が出演することがわかった。

ヒュー・ジャックマン主演の映画『ウルヴァリン:SAMURAI』でヒロインのマリコ役を演じたTAO。米Deadlineによると、『ハンニバル』でTAOが演じるのはレディ・ムラサキ(紫夫人)。暗く謎めいた人物で、秘密を隠し持つ魅力的な正統派美人という。

紫夫人は、ハリスの三作目の小説「ハンニバル・ライジング」に登場する。孤児院の暮らしからレクターを救い出し、少年期の10代を一緒に暮らしたおばだ。物語では、紫夫人を侮辱した肉屋の主人をレクターが殺害。二人は互いに愛し合い、半ば恋人のような間柄で描かれている。同作は同名で映画化もされ、映画版ではレクター役をギャスパー・ウリエルが演じ、紫夫人は中国人女優のコン・リーが演じた。

ドラマが描き出すのは「羊たちの沈黙」の前史。レクターの誕生秘話を描く「ハンニバル・ライジング」から、レクターがFBI捜査官ウィル・グレアムに逮捕される「レッド・ドラゴン」までの空白を埋める、オリジナルストーリーだ。原作が基になってはいるものの、同夫人が実際にドラマの中でどう描かれるか詳細はわかっていない。

『ウルヴァリン:SAMURAI』で注目を集めたTAOは、2016年公開予定の映画「マン・オブ・スティール」の続編『Batman v Superman:Dawn of Justice(原題)』にも出演が決まっている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ハンニバル』
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