名匠アルフレッド・ヒッチコック監督のサイコサスペンス映画の金字塔『サイコ』。その前日譚を全10話のドラマで製作された『ベイツ・モーテル』。アンソニー・パーキンスが演じた『サイコ』のノーマン・ベイツが、なぜあのような殺人鬼へと変貌したのか...。その舞台を現代に置き換え、全米中で話題となった新作ドラマが12月4日(木)23:00よりWOWOWプライムにて放送スタートする。
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映画『サイコ』は"サスペンスの神様"アルフレッド・ヒッチコック監督が生んだ、まさに"サイコスリラー映画の原点"。後にシリーズ化されて第4作まで作られた名作を元に、凶悪殺人犯ノーマン・ベイツと、その深いトラウマの元凶である母親ノーマとの危険な関係を描いており、繊細過ぎる少年と、彼を溺愛する母親の許されない関係が、人々に次々と死をもたらしていくというセンセーショナルでスキャンダラスな衝撃編となっている。本作の製作総指揮はカールトン・キューズ(『LOST』『The Strain』)。
ノーマン役には、『チャーリーとチョコレート工場』のチャーリーを演じた名子役から成長したフレディ・ハイモア、そして母ノーマ役には『マイレージ、マイライフ』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたヴェラ・ファーミガが扮しているのも注目だ。
高校生のノーマン・ベイツは父親サムの急逝を機に、アリゾナから太平洋に面したオレゴンの町に母親ノーマと共に引っ越す。ノーマは抵当流れの物件だった古いモーテルと隣接する家屋を買い、モーテルを"ベイツ・モーテル"と名付けて再開業しようとする。ノーマンは転校先の高校で美人のブラッドリーや体が弱いエマと知り合うが、ノーマンを溺愛する母ノーマはそれが面白くない。そんなノーマは、ある日自宅で、モーテルや家屋の元の持ち主である男性キースにレイプされる。ノーマンとノーマはキースを殺し、遺体を近所の湾に沈めるのだった...。一方町ではバイパス道路建設の計画が進み、モーテルに車が来なくなることを恐れるノーマはバイパス建造を阻止することを考える...。
映画『サイコ』のノーマン・ベイツの少年時代が明かされる全10話構成のドラマ『ベイツ・モーテル』はWOWOWプライムにて12月4日(木)23:00より放送スタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ベイツ・モーテル』
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