ハイテク映像技術の映画の世界に入り込み、より共感するために必要なものは何か。それは、映画そのままの衝撃を五感で感じられるシステムだろう。ユニバーサル・スタジオやディズニーランドなどのテーマパークにありそうな、そんなアトラクションが、なんと都内の映画館に登場した。「体感型アトラクションシアター4DX」と名付けられたその施設は、ユナイテッド・シネマ豊洲で12月19日(金)にオープンする。
「アトラクションシアター4DX」は、映画業界で今、もっとも注目を集めている最新の体感型(4D)映画上映システム。映画のシーンにマッチした形で、座席が前後、上下左右に動き、その衝撃を再現する。さらに、嵐のシーンでは水が降り、風が吹き付け、雷鳴が劇場全体にフラッシュするというように、「目で観るだけの映画」から「体全体で感じる映画」を味わえる。その他にも、香りや煙が出たり、シャボン玉が出る、空気が噴射するなどの機能があることが発表されていたが、今回、それに加えて「雪」と「嵐」という新機能が公表された。
「雪」の効果は、劇場上部から、雪をイメージしたパウダーが出る機能で、美しい世界が映画館内に広がることになりそうだ。「嵐」は、送風口から水と一緒に風が出るシステムで、風雨の中にいる状況を体感できるというものだ。この機能の導入を記念して、『アナと雪の女王』と『パシフィック・リム』の2作品の特別上映も決定している。
『アナ雪』は、現在はシアター入場時とエンドロールの場面で雪の体験ができる。氷と雪の世界を舞台にした作品だけに、雪を体感しながら映画を観れば、これまで以上にその世界に浸りながら楽しめることだろう。また、12月19日からは、オープニング作品として『ホビット 決戦のゆくえ』の公開が決定。20日からは『ベイマックス』も上映される。これまでにない、新たな映画館の楽しみ方を、体で感じてもらいたい。
ユナイテッド・シネマ豊洲 アトラクションシアター4DX施設(7番スクリーン)は12月19日(金)よりオープン。なお、料金は通常料金プラス1,000円となる。(3D作品の場合はプラス1,400円)
オープニング作品『ホビット 決戦のゆくえ』は12月19日(金)より開始、また『ベイマックス』は12月20日(土)より公開。
オープニング特別興行『アナと雪の女王』、『パシフィック・リム』は12月16日(火)~18日(木)に上映予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:ユナイテッド・シネマ豊洲 4DX施設 イメージ画像