『ダラス・バイヤーズクラブ』脚本家、米Syfyにて近未来ドラマ企画を立ち上げ

近未来の囚人社会を題材にしたドラマシリーズの企画が米Syfyで進められていることを、Deadline.comが伝えた。

『51st State(原題)』と題されたこの企画を進めているのは、マシュー・マコノヒー主演の映画『ダラス・バイヤーズクラブ』の脚本に参加し、オスカーにノミネートされたクレイグ・ボーテン。企画が具体化した暁には、製作総指揮を担うことになる。

囚人の数が増えすぎて刑務所に収容しきれなくなった近未来のアメリカ。そこでアメリカはグリーンランドを51番目の州として買い取り、流刑植民地に仕立て上げた。男女の受刑者たちが送り込まれ、条件付きの自由を約束されるが、約束は果たされず受刑者たちは人間性を試されることに......。植民地の支配権を握り復讐を果たそうとする戦いのなかで、しぶしぶながら英雄的な行動をとる者たちも現れる。しかし、彼らは結局何のために戦っているのか、が問われるストーリーになるようだ。

配役や放送時期などの詳細はまだ決まっていないが、次々と新プロジェクトを放つSyfyにおいて、どのような進展を見せるのか注目したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:クレイグ・ボーテン (c)Kazuki Hirata/www.HollywoodNewsWire.net