『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ジェイミー・ドーナン、マット・ボマーのファンに"主演は認めない"と怒鳴られる!

世界的な大ベストセラーとなったE・L・ジェイムズの官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の映画版で主人公クリスチャン・グレイを演じるジェイミー・ドーナン。先日、マット・ボマー(『ホワイトカラー』)のファンに怒鳴られたという一幕があったことをElle誌2月号のインタビューで明かした。

以前、主役のキャスティングを巡り、ひと騒動あったことはすでにお伝えしたとおり。最初に発表されたチャーリー・ハナム(『サン・オブ・アナーキー』)とダコタ・ジョンソン(映画『ニード・フォー・スピード』)の配役に不満を抱えたファンがネット上で署名運動を繰り広げ、主演をマットとアレクシス・ブレデル(『ギルモア・ガールズ』)に変更することを求め、9万3000以上の署名を集めた。

チャーリーがスケジュールを理由に主演を辞退したことで、ファンはマットのキャスティングに期待を寄せたが、最終的にはジェイミーが抜擢。この決定に納得のいかないファンの一人が、先日、ジェイミーに怒りを直接ぶつけてきたそうだ。その時の状況をジェイミー本人は「女性が僕に近寄って来て、こう叫んだんだ。『マット・ボマーが本当のクリスチャン・グレイよ』ってね」と同誌に明かした。ジェイミーはあっけに取られたという。

このインタビューでジェイミーは、配役に不満を持つ人がいることは理解しているとし、さらにはマットでもどんな俳優でも、原作ファンの期待には完全に応えることができないとコメント。「たとえマットでもアレキサンダー・スカルスガルドでもチャーリーでも、演じるとなったらベストを尽くすのはどの俳優も同じだ。だけどグレイは実在の人物じゃない。架空のヒーローだ。いわば未確認生物のビッグフットだよ。信じがたく、身近ではない存在。この世に完全なグレイになれる俳優なんていない」と話し、全力で演じることはできても、架空の主人公を実体化することは不可能だと述べた。

そんなグレイ役に勇気を持って挑み、冷静に演じるジェイミーについて、母親役のマーシャ・ゲイ・ハーデンは「とても感銘を受けた」と賞賛する。さらに彼にはハリウッドのスーパースター、ブラッド・ピットと同じ素質があると話した。同誌に対してマーシャは「ブラッドとジェイミーはどちらも美しい。だからこそ否定的になる人もいるのかもしれない」と説明しながら、「ブラッドは"ファンの憧れの男性"といった存在だったけど、彼は意識的に変化を遂げた。ジェイミーも同じように変わるはずよ」とジェイミーは大物俳優になるはずだと示唆した。

映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は2月13日に日米同時公開される。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
(C)2014 Universal Studios