『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』サム・テイラー=ジョンソン監督、原作者との仕事とは大変だった!

E・L・ジェイムズの大ベストセラー官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の映画化作品でメガホンを取ったサム・テイラー=ジョンソン監督が、"原作者と意見が衝突し映画化は大変だった"と胸中を吐露していることが明らかとなった。

米ファッション誌「PORTER」春号のインタビューに応じたジョンソン監督が、ジェイムズとの間には常に緊張感があったことを認めている。「(ジェイムズとの仕事が)大変だったことについて、嘘はつかないわ。ケンカをしたけど創造性における意見の衝突だし、結果的に解決できた。私は挑戦的な性格ではないけど、私がスクリーンで映像化したいことと、彼女が文章で表現したビジョンをどう映像に起こしたいかが食い違って、撮影現場で激しい口論をしたわ」と語り、官能小説をビックスクリーンでどのようによみがえらせるか、二人の間で葛藤があったようだ。そして、"今ではジェイムズと友達ですか?"とのインタビュアーの質問には、答えることをためらっていたという監督。そして、ジョンソン監督が本作でメガホンを取ることが決定するまでは、アンジェリーナ・ジョリーも監督候補として競い合っていたとのこと。結局、ジョンソン監督が本作を手掛けることに決まったわけだが、突然アンジェリーナから"幸運を"との祝福メールを受け取り、とても嬉しかったと明かしている。

映画化において、原作者との衝突もあり苦労が多かった本作ついて、監督は「ダークなひねりのあるおとぎ話みたいで、素晴らしいストーリーだと思う。すごくロマンチックだけど、ロマンスと闇が密接に絡み合うと、ここまで大変なことになるんだって興味深かったわ」と、作品を分析している。

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は、2月13日(金)に日米同時公開される。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画『フィフティ・シェイ ズ・オブ・グレイ』
(C)2014 Universal Studios