映画『イントゥ・ザ・ウッズ』の豪華衣装は、アカデミー賞常連デザイナーとジョニー・デップのアイデアコラボで誕生

『アナと雪の女王』で驚異的な大ヒットを記録したディズニーが贈る最新ミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』(3月14日公開)。本作はメリル・ストリープやジョニー・デップといった豪華キャストが集結し、『シカゴ』『NINE』を手がけたミュージカル映画の巨匠ロブ・マーシャルがメガホンを取る注目作。この壮大なプロジェクトの実現を担ったのは、こだわりのある豪華絢爛な衣装だ。

本作の衣装デザインを務めるのはコリーン・アトウッド。第87回アカデミー賞で衣装デザイン賞にノミネートされている彼女は、これまでティム・バートン監督作『アリス・イン・ワンダーランド』、ロブ・マーシャル監督作『SAYURI』、『シカゴ』で、3度のアカデミー賞に輝いている。その他にも『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』をはじめとする数々の作品で、同賞に10度もノミネートされるハリウッド屈指の衣装デザイナーだ。

創造性豊かな衣装で映画の世界観を支えるコリーンは、『イントゥ・ザ・ウッズ』でもその手腕を遺憾なく発揮している。本作の衣装デザインのインスピレーションになったのは映画の舞台となる"森"だという。例えば、映画で魔女を務めるメリル・ストリープが着ている衣装は、小さな革布を絹モスリンに縫い付け、それを裂け目のある樹皮のように見せた別の皮革と合わせて作られている。

また本作で印象的なオオカミを演じるジョニー・デップの衣装は、コリーンとジョニーのアイディアのコラボレーションから生み出された。本作のオファーを受けたジョニーが真っ先に思い浮かべたのは、1940~50年代のアニメーションに登場する悪いオオカミだったという。そのアイディアを受けたコリーンは、彼の望みを叶え、白い手袋とブーツから飛び出した指という遊び心を付け足して衣装を制作した。彼女は映画の世界観を表現するにあたって、製作陣はもちろんのこと、演じる俳優や様々な角度からのアイディアを取り入れながら衣装をデザインし、個性豊かなキャラクターたちに生命を吹き込んでいったのだ。

注目の第87回アカデミー賞の授賞式は、いよいよ来週2月23日に迫っている。コリーンは4度目のアカデミー賞衣装デザイン賞の栄冠を手にすることが出来るのか!?

映画『イントゥ・ザ・ウッズ』は3月14日(土)より、全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『イントゥ・ザ・ウッズ』オオカミ、赤ずきんデザインラフ
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