3月13日(金)より公開となる、映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。ベネディクト・カンバーバッチが世界最強の暗号"エニグマ"に挑んだ実在の天才数学者アラン・チューリングを熱演し、「泣けるミステリー」として、トロント国際映画祭の観客賞受賞、ゴールデン・グローブ賞では作品賞含む5部門ノミネート、そして本年度アカデミー賞にて作品賞含む堂々8部門にてノミネートされている。
ベネディクトがアカデミー賞にノミネートされるのは本作が初めて。BBCのドラマ『SHERLOCK シャーロック』で大ブレイクを果たしたベネディクトは、変わり者だけど、頭脳明晰で次々と事件を解決していくシャーロック・ホームズ役で人気を博し、世界中にその存在を知らしめ現在に至る。そんな彼が今回演じるのは、実在の天才数学者アラン・チューリング。このチューリングもまた、天才だけど変わり者で周囲に馴染めない性格の持ち主であり、まさしくベネディクトにとってシャーロック・ホームズに匹敵する運命の役であると絶賛されている。劇中では、誰にも明かすことのできない秘密を抱えながらも、様々な困難を乗り越え、仲間との絆を深めていく様子を熱演。本作で米タイム誌の「2014年俳優による演技トップ10」にて第1位に選ばれている。本作の監督モルテン・ティルドゥムもまた、「天才役を演じさせたら彼の右に出る者はいない」と絶賛。何よりもベネディクト自身が、「どうしてもやりたかった役だった」と明かしており、その情熱が演技に反映している様子がうかがえる。
一方、アカデミー賞で同じく主演男優賞にノミネートを果たしているのが、日本では『イミテーション・ゲーム』と同日公開となる『博士と彼女のセオリー』でホーキング博士を演じたエディ・レッドメイン。"車椅子の天才物理学者"スティーヴン・ホーキング博士の半生と、彼を支え続けた妻との純愛を描く感動のヒューマン・ラブストーリーだ。エディはこの役で本年度のゴールデングローブ賞主演男優賞を見事受賞しており、先日発表された英国アカデミー賞でも、同じくノミネートしていたベネディクトを抑え見事主演男優賞を獲得。こちらもまたアカデミー主演男優賞最有力候補との呼び声があがっている。
ベネディクトとエディは、どちらもイギリスの名門校出身のインテリで、生粋の英国紳士として知られ、「イギリスで最も影響力のある500人」に選ばれたり、また今回のアカデミー賞ではどちらも史実に基づく人物を演じていることからも、共通点が多い。第87回アカデミー賞授賞式ではこの英国男子対決に注目したい。
第87回アカデミー賞授賞式は2月23日(月)午前9:00よりWOWOWプライムで生中継される。
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』、『博士と彼女のセオリー』は、それぞれ3月13日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
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『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
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『博士と彼女のセオリー』
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