ゾンビによる終末世界を描く、米AMCの大ヒットサバイバルドラマ『ウォーキング・デッド』。2月9日より、シーズン5第二章が世界同時放送で始まったが、この後半エピソードより登場した謎の男、アーロンを演じるロス・マーカンドが、原作のコミックとは違うドラマ独自のキャラを創り上げたいと、意欲を語っている。
ロスはこれまで、短編映画や『MAD MEN/マッドメン』に脇役として登場したことはあるが、TVシリーズでレギュラー役を演じるのは、本作が初めてとなる。
米TV Guideのインタビューで、「オーディションを受けた時、キャラクターの性格や細かな情報は教えてもらったけど、はっきりとどのキャラクターを演じるのかは知らされていなかったんだ。合格してアーロン役と知った時は、大喜びしたよ」と語ったロス。
原作でのアーロンは、コミュニティに有用な人材を発見し、グループに加わるよう勧誘するリクルーター。登場人物のなかでも穏やかな人物として描かれているが、製作総指揮のスコット・M・ギンプルからは、原作に固執しなくていいと言われているのだとか。
ロスは、「ギンプルは、コミックから必要な情報を得るのはいいが、最終的には自分自身がアーロンをどう感じるか、そして独自のアーロンを表現して欲しい、と言ってくれたんだ。コミックのファンを満足させるにはどうしたらいいのかプレッシャーを感じていたから、ギンプルの言葉はとてもありがたかった」と、役作りの自由度に感謝している様子。
「アーロンは、本当に穏やかで礼儀正しい男なんだ。そして、武装せず人々に接触していく。しかし、リック(アンドリュー・リンカーン)たちにはまったく信用されないんだ。大切な人々を失った人間に心を開かせるのは用意ではないと、思い知らされる。もちろんアーロンはまだまだ疑わしい男で、謎も多い。この先のエピソードで、さまざまなことが明らかになるけど、だれもが怪しいし、いろんな見方を楽しめると思うよ」と、アーロンがもたらす人間関係に注目してほしいと語った。
ロスの熱演も楽しめる『ウォーキング・デッド』シーズン5後半エピソードは、FOXにて毎週火曜22:00より放送中。また、dビデオでも2月13日より第9話から第16話までの全8話を順次配信中だ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン5
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