米Syfyで今年1月から放送中、日本でもHuluで配信が始まったばかりのSFドラマ『12モンキーズ』。そのシーズン2の製作が決定したことを、米The Hollywood Reporterなどが伝えた。
『12モンキーズ』は、鬼才テリー・ギリアムが監督した同名の映画(1995年)をベースに、SyfyでスタートしたTVドラマ。ウィルスにより人類の大半が死滅した2043年の未来から、コールという男が過去を変えるため2015年にタイムスリップする。出演は、アーロン・スタンフォード(『NIKITA/ニキータ』)、アマンダ・シュル(『J・エドガー』)、エミリー・ハンプシャー(『コズモポリス』)ほか。
映画の基本設定はそのままに、ドラマ版はテンポの早いストーリー展開や、登場人物の描写などにより好評を集めている。米Deadline.comが報じたところによると、1月のプレミア放送時は視聴者数135万人と、まずまずの滑り出しだったが、3月6日(金)に放送された第8話は150万人を記録したとのこと。また、録画視聴でも好記録を残している。
シーズン更新に際して、同局のデイヴ・ハウ社長は「本作に献身している私たちは、批評家や視聴者のみなさんから受けた賞賛に感銘を受けているところです。出演者や製作スタッフの才能のおかげで、手に汗にぎるシリーズが生まれ、Syfyの特徴でもある知的で刺激的なストーリーが提供されています」と述べている。
なお、前シーズンでショーランナーを務めたナタリー・チャイデスは、同局の新番組『Hunters(原題)』に専念するため降板。後任は、パイロットの脚本を担当したテリー・マタラスとトラヴィス・フィケット(いずれも『NIKITA/ニキータ』)が務めることになる。
シーズン2はアメリカでは2016年に放送が予定されている。ショーランナーの交代が作品にどう影響するのか気になるところだが、ぜひシーズン1の勢いをこのまま引き継いでいってほしいものだ。
Huluにて配信中のドラマ版『12モンキーズ』は、毎週金曜に1話ずつ追加配信される。(海外ドラマNAVI)
Photo:ドラマ『12モンキーズ』
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