国境を舞台にした猟奇殺人に挑む!英国ドラマ『トンネル〜国境に落ちた血』が日本初上陸

国境で起きた猟奇殺人を皮切りに、二人の捜査官が謎深い事件を追う英国ドラマ『トンネル〜国境に落ちた血』。世界中で続々とリメイクが製作されている注目ドラマの英国版が、ついに日本初上陸し、Huluで独占配信される。

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本作は、世界的に大ヒットしたデンマーク・スウェーデン合作の極上北欧ミステリー『The Bridge/ブリッジ』を原作にリメイクされた英国社会派ミステリー。イギリスとフランスをつなぐドーバー海峡トンネルである殺人事件が起きる。各国の捜査官が現場に駆けつけると、そこには国境に横たわるように倒れているひとつの死体があった。

遺体は、行方不明となっていたフランスの議員と判明し、フランスの捜査官が死体を引き上げようとした瞬間、その体は真二つに割れ、国境に落ちる。さらにその後の監察で、この死体は上下別の人間だったこともわかり、事件は困難を極めていく。はたして、犯人が殺人に込めたメッセージは何なのか。その後も次々と起きていく猟奇殺人に文化も言葉も違う二国の捜査官が挑む。

物語の面白さは、なんといっても「国境」という二つの違う国の境目に事件が存在することだ。隣接する二国は言葉も文化も違う。さらに、冷静沈着で頭脳明晰、ロボットのように働くフランスの女性捜査官と、人情派で5人の子どもの父親でもあるイギリスの男性捜査官という、異色のコンビが作品を盛り上げる。お互いに苛立ちを感じながら捜査を進めながらも、徐々に名コンビへ成長していく姿は、物語に厚みを持たせている。

また、本作は、Huluが贈る「日本初上陸の最旬英国ドラマ3連続リリース」の第二弾作品でもある。第一弾では、デニス・ケリーが脚本を手掛けた『Utopia-ユートピア-』を配信。何もわからないまま、謎の組織に追われる4人の若者たちを主人公にしたミステリー・サスペンスで、本国イギリスで大傑作として話題を呼んだ作品だ。さらに、第三弾は、4月から配信開始予定の『In the Flesh(原題)』。ゾンビが人間へと復活し、社会復帰を計るというこれまでにない新感覚ドラマだ。

『SHERLOCK/シャーロック』や『ダウントン・アビー』など、今や名作が数々生まれ続けている英国ドラマ。今ホットな英国ドラマだけに、本作も見逃せない。

『トンネル〜国境に落ちた血』はHuluで第一話配信中。以降、毎週火曜日1話ずつ配信予定。(海外ドラマNAVI)(海外ドラマNAVI)

Photo:『トンネル〜国境に落ちた血』
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