『ブロードチャーチ』オリヴィア・コールマン、ミュージカル『London Road』の映画版で歌も披露

英ITVで記録的な高視聴率をたたき出したクライム・ミステリー『ブロードチャーチ~殺意の町~』で女性刑事エリー役を演じるオリヴィア・コールマン。実力派女優の彼女が、今夏イギリスで公開されるミュージカル映画『London Road』では歌も披露するという。

『London Road』は2011年に英ナショナル・シアターが上演し、高い評価を得た同名ミュージカルを映画化した作品。2006年にイギリス東部のイプスウィッチで5人の売春婦が殺害された実際の事件をもとに、地元社会の混乱や不安を描いている。ミュージカル同様、映画版でも被害者の売春婦たちが客引きをしたロンドン・ロードという通りが舞台。地元の人々がそれぞれの視点で事件について述べるセリフや歌詞は、当時のインタビューで住民や売春婦、レポーターらが語った実際のコメントを引用したというユニークな作品だ。

本作でオリヴィアが演じるのは、地元の防犯組織のまとめ役。予告編には、オリヴィアが事件について語りながら淡々と歌うシーンも収められている。映画『インセプション』や『裏切りのサーカス』のトム・ハーディもタクシー運転手役で主演を務めているが、そのほかの出演者は大半がミュージカル版のオリジナルキャストだという。監督もミュージカル版で舞台監督を務めたルーファス・ノリスが担っている。

『London Road』はイギリスで6月12日から公開される。(海外ドラマNAVI)

Photo:オリヴィア・コールマン
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