映画やアニメーションだけでなく、カリフォルニアのディズニーランドを始め世界中に数多くのテーマパークを造り、多くのゲストを迎え夢と魔法を届けてきたウォルト・ディズニーの夢の結晶"トゥモローランド"。現在大ヒット公開中の映画『トゥモローランド』と、大ヒットドラマ『LOST』の共通点があるのではないかとの声があがっている。
『トゥモローランド』は、今までのディズニー映画とは一線を画すダークな面がある。人々は未来を暗いものだと思っていて、明るい未来など想像できなくなっている世界が描かれていて、本作はおとぎ話でもなければプリンセスも登場しない。
『LOST』のストーリーは飛行機が無人島に墜落し、生存者はわずか48名で、極限状態に追い込まれた人間の様を描くサバイバルアクションだ。謎が謎を呼ぶ展開にハマってしまった人も多いだろう。実はこの島の地下に強力な電磁波があり、それを抑えるために謎の番号"4.8.15.16.23.42"を108分ごとに入力しなければならない。入力をしないと島の電磁波が爆発し、人類存続の危機に関わってくる、という設定を覚えているだろうか。実は、『トゥモローランド』でもジョージ・クルーニー演じるフランクの横には謎の番号が書かれている。その数字の上には"100%"の文字が。これは一体何を意味しているのだろうか?人類の未来とどんな関係があるのか?その謎をぜひ劇場で確かめてほしい。
さらに本作と『LOST』のつながりはストーリー上のものだけではない。本作の製作・脚本を担当したデイモン・リンデロフは、J.J.エイブラムスと『LOST』の共同クリエイターを務めた人物。そしてブラッド・バードは初の実写映画の監督と務めた『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)でJ.J.エイブラムスとタッグを組んでいる。
リンデロフとバードの二人はJ.J.エイブラムスを介し、『ミッション~』の時に約1ヶ月、一緒に仕事をしていたそうだ。バード監督は「そのときにデイモン(リンデロフ)がトゥモローランドのアイデアを教えてくれてとても魅力的に感じたんだ」と話している。リンデロフも「小さい頃から彼(ブラッド・バード)の作品を見て育ったんだ。今回仕事をする20年以上も前から彼の作品を知っていたんだよ。今回の仕事は人生の中で最もクリエイティブな経験になった」と語っている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『トゥモローランド』
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