バットマン誕生前の"ゴッサム・シティ"を舞台に、若きゴードン刑事を主役とした最新TVシリーズ『GOTHAM/ゴッサム』。7月下旬よりDVDレンタル/デジタル配信が開始されており、9月9日(水)にはブルーレイ&DVDコンプリート・ボックスが発売となる本作のリリースを記念して、8月10日(月)に特別イベントが開催され、『バットマン』と『GOTHAM/ゴッサム』の大ファンである歌舞伎俳優の尾上松也が登壇した。
『GOTHAM/ゴッサム』は、全米の歴代映画興行収入ランキングトップ10に名を連ねる映画『ダークナイト』や『ダークナイト ライジング』で知られる"ゴッサム・シティ"を舞台に、バットマン誕生に至るまでの隠された過去など、知られざる物語が圧倒的なスケールで描かれる作品。映画『バットマン』シリーズでお馴染みのゴッサム警察本部長ジム・ゴードンの若き時代を中心に、のちにバットマンとなるブルース少年や、同シリーズで大人気のヴィラン(悪役)であるキャットウーマン、ペンギン、リドラーらも若き日の姿で登場する。アメリカ批評家協会(TCA)が選ぶ「最も期待の新ドラマ」に選出されるなど、放送開始前から話題を独占。2014年9月にアメリカで放送された第1話の視聴者数は1200万人を突破し、すでにシーズン2の製作も決定している人気ドラマだ。
今回の特別イベントが映画版『バットマン』の話から始まると、松也は「子供の頃に観たマイケル・キートン演じるバットマンがすごくカッコイイなと思いました。その時のジャック・ニコルソン演じるジョーカーがヴィランとしても面白くて、一気にファンになってしまいました。ヴィランの中では、ダニー・デヴィート演じるペンギンも印象深かったです。物凄いワルなんだけど最終的には切なくなって、ペンギンに感情移入してしまうほどでした」と、映画版シリーズに対する思い出を披露。また、『ダークナイト』に関しては、松也は「執事のアルフレッドは全映画シリーズを通してブルースとの絆が描かれていましたけど、ゴードンとブルースとの絆がより深く描かれたのは『ダークナイト』からだと思います」と、熱烈なバットマンファンとしてコメント。
そして話題は、松也が夢中になって見ているという『GOTHAM/ゴッサム』に。「タイトルだけでも惹かれるんですけど、一番ツボだったのはバットマンの活躍を描いたところじゃないという点。バットマンのみならず、ヴィランやバットマンを支える人たちが、映画に至るまでにどのような軌跡をたどるのかというのが興味深いところです。ブルースを主人公とせずに、あえてゴードン刑事を主役としているとこがニクイです。それと、ゴードンとコンビを組むハービー刑事が好きで、当初は悪い刑事のイメージなんですけど、ゴードンの正義感に動かされてハービーが変わっていく姿はとても魅力的です」と本作の魅力を語った。
『GOTHAM/ゴッサム』のゴードン刑事を演じるのは大ヒットドラマ『The O.C.』でも人気を博したベン・マッケンジーで、吹き替え版の声優も『The O.C.』と同様に小野大輔が担当しているという話になると、松也は「『The O.C.』も好きで、全シーズン観てました。その時からベン・マッケンジーは良い俳優だなと思っていて、ゴードンを演じると聞いて嬉しかったです。同じ声優の方が違う作品でも同じ俳優の声を担当するということも、海外ドラマファンとしては嬉しいですね」と、海外ドラマ好きな一面も見せた。
そんな『GOTHAM/ゴッサム』の世界を包含するDCコミックスについて、ワーナー・ブラザーズでは「プロジェクトDC COMICS」が始動中。海外ドラマ『ARROW/アロー<サード・シーズン>』と『THE FLASH(原題)』のDVDリリース、映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の公開と、DCヒーローたちの活躍が予定されている。この広がるDCコミックスの世界に、松也も「胸がドキドキしますね。『ARROW/アロー』も見てますし、フラッシュも来ましたか。『バットマン vs スーパーマン』も待ってましたよ!」と興奮していた。
■商品情報
『GOTHAM/ゴッサム<ファースト・シーズン>』
DVDレンタル中/デジタルセル・レンタル配信中
9月9日(水)コンプリート・ボックス発売(ブルーレイ:16200円+税/DVD:14300円+税)
ワーナー・ブラザーズ・ホームエンターテイメント
(海外ドラマNAVI)
Photo:尾上松也