性転換したブルース・ジェンナーの番組がスタート、「自分の人生に満足している」

タレントのキム・カーダシアンの義理の父で、元オリンピックの陸上金メダリストとして知られるブルース・ジェンナー。性同一性障害であることを公にし、女性に性転換したため、ケイトリン・ジェンナーと改名したが、そのドキュメンタリー番組『I AM Cait(原題)』がスタートし、全米で話題となっている。

同作は、8話からなるミニ・シリーズ。女性に性転換したケイトリンに密着し、奮闘する日々を赤裸々に伝えるものとなっている。7月末からスタートし、第2話と第3話では、女友達と小旅行に出かけた。その後、マリブの自宅に戻ったケイトリンは、「自分に満足している」と語りながら、プライバシーがさらされることから「戻りたくない」と明かしたという。米Us Weeklyが伝えている。

ケイトリンは、「自分の人生に満足しているし、自分自身でいられることは心が落ち着くわ」と、過去も現在も肯定。そして今、自宅で静かにいられることを心から楽しんでいると語る一方で、「でも正直に言うと、怖いのよ。今もここで戻りたくないと考えている自分もいるからなの」と胸中を明かす。

さらに、「自由でいられるのは本当にすばらしいわ。LAでは、マスコミに追いかけられて、プライバシーもない。って、もちろん、わかってるわよ。こうして公に番組にしてるんだもの。だからわかってはいる。でも、公にすることで頭がおかしくなるような気分にもなるの。だから、戻りたくないの」と、同作に出演することへの苦悩を語っていた。

大きな反響を呼んでいる同作は、120カ国以上で放送されている。(海外ドラマNAVI)


Photo:ケイトリン・ジェンナー
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