『ダウントン・アビー』ファンのエリザベス女王、時代考証のミスを発見

英国のテレビ番組をよく見ると言われるエリザベス女王は、世界で大ヒット中の英国ドラマ『ダウントン・アビー』の大ファンでもあるそう。その女王が、20世紀の英国を描いた同作の時代考証に誤りがあることを発見したことがわかった。米Peopleが伝えている。

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これは、英国王室に関する書籍を何冊も執筆しているブライアン・ホーイが同メディアに明かしたもの。彼は、「(『ダウントン・アビー』の)製作陣は時代に忠実に作ろうとしているが、女王はあるエピソードの中に間違いがあるのに気づいたんだ。英国兵士が第一次大戦で勲章を授かるんだが、そのメダルは第二次大戦までは存在しなかったものなんだよ」と話している。本作には時代考証家が採用されており、当時は劣悪な衛生事情ゆえに伝染病の蔓延を防ぐために人々は他人の肌に触れることを極力避けたという事情を受けて、俳優同士がスキンシップを避けるなど、徹底した時代考証を行っていることで知られる。しかし、「間違い探しが好き」という女王の目の方が確かだったようだ。

なお、英国王室で『ダウントン・アビー』にはまっているのはエリザベス女王だけではないようで、キャサリン妃も今年3月、撮影スタジオを訪れている。

『ダウントン・アビー』のファイナル・シーズンとなるシーズン6は、9月20日より英ITVで放送開始される。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ダウントン・アビー』
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