名優と名曲が綴る感動作『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』、ジョシュ・ルーカス特別インタビュー!

少年から大人になるまでの数年間だけしか出せない"奇跡の歌声"、ボーイ・ソプラノを持つ少年たちが集う世界有数の少年合唱団を舞台に、ひとりぼっちの少年が厳しい指導者との出会いによって成長し、限られた時間の中で自分の運命を切り開いていく姿を描いた感動作『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』。現在公開中の本作から、ジェラルド・オーウェンスを演じるジョシュ・ルーカス(TVシリーズ『ザ・ファーム 法律事務所』)の特別インタビューが届いた。

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ジョシュ演じるジェラルドは、主人公の少年ステットの父親だが、他に家庭があるために息子から距離を置こうとするキャラクター。そんな役について、ジョシュは「面白いキャラクターだよ。ジェラルドは今の状況にかなり居心地の悪さを感じている。彼は家族を欺き、嘘をついてきた。息子のことを知ってから内緒で支えてきたが、できる限り距離を置こうとしていた。だから、突然責任を取る状況に追い込まれて、彼は怯える。こういう状況に直面したことのある人たちはとても矛盾した思いを抱いている。感情が大きく揺れ動くんだ。それをこの役で演じることに魅力を感じる」と語っている。

ジョシュは続けて、「物語の中で主に共感したところは、ある少年の美しい物語だった。彼は厳しい生活を送り、貧しい地域で育ち、いいことなんか何もない。ダスティン・ホフマン演じる教師は指導者として、少年の人生に入り込み、彼の人生を変える。『スタンド・バイ・ミー』や『落ちこぼれの天使たち』など、多くの優れた映画がある。そういう要素全てが、この美しい音楽の物語に混ざり合っているんだ」と本作の魅力について説明している。

また、アカデミー賞受賞者を含む名優たちが集結した現場にも圧倒されたそう。「テーブルに座って向こう側を見たら、エディ・イザード、キャシー・ベイツ、ダスティン・ホフマンがいた。まさに『ワオ!』という瞬間だ。彼らはキャリアの頂点にいる。圧倒されるよ。僕はとてもラッキーで、キャリアの早い時期から優れた俳優と仕事をしてきた。でも自分の前にダスティン・ホフマンがいて、彼の目を覗き込んでいるなんて、信じられない。芸術史上最高の俳優の一人だからね」と、オスカーを2度獲得した伝説的な存在と共演できた喜びを口にしている。

演技派の競演と、ワーグナーやヘンデルによる珠玉の合唱曲が魅力の『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は、TOHOシネマズシャンテほか全国の劇場で大ヒット公開中!(海外ドラマNAVI)

Photo:ジョシュ・ルーカス(『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』)
(C)Myles Aronowitz 2014