元祖『ビバヒル』放送開始から25年、出演者たちのその後は?

ミネソタから転校してきた双子の兄妹を中心に、高級住宅街ビバリーヒルズに住む高校生たちの人間関係や恋愛模様を描いた米FOXの青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』の放送が開始されて今年で25年。1990年から2000年まで放映された本作は、さまざまな問題を抱え、葛藤しながらも成長していく彼らの姿が共感を呼び、世界中で大ヒットした。今回は、懐かしいキャラを演じた出演者たちが、25年後の現在、どうしているかを追ってみたい。

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■ジェイソン・プリーストリー(ブランドン・ウォルシュ役)
主人公の一人で双子の兄ブランドンは、多くの登場人物と恋に落ちるが、ジャーナリスト志望の正義感の強い優等生。シーズン9で、新聞社のワシントン支局からのオファーを受け、ビバリーヒルズを離れるという形で降板したジェイソンは、この10年間、主に監督や製作総指揮として活躍している。手掛けた作品には、本作の続編となる米CWの『新ビバリーヒルズ青春白書』のエピソードも含まれているという。また、『TRUE CALLING/トゥルー・コーリング』 や『ママと恋に落ちるまで』といった数々の人気ドラマにゲスト出演も。カーレーサーとしても知られるジェイソンだが、2002年にレースで大けがを負い、モータースポーツは引退している。

■シャナン・ドハーティー(ブレンダ・ウォルシュ役)
ブランドンの双子の妹ブレンダを演じたシャナンは、当時はお騒がせ女優として知られ、共演者や製作サイドとの関係もあまりうまくいっていなかった。そのため、ブランドンの親友ディランとの恋に破れた後、演劇に目覚めたブレンダが、高校卒業後にロンドンの演劇学校に留学するという形で、シーズン4をもって番組を降板したシャナン。その後は、『チャームド~魔女3姉妹』で主人公のプルーを演じたり、本作の続編となる米CWの『新ビバヒル』にブレンダとして登場したりするなど活躍。今年3月に乳がんを患っていると公表した。

■ジェニー・ガース(ケリー・テイラー役)
ディランとブレンダ、またディランとブランドンという、2度の三角関係に陥ってしまうケリー。シャナン降板後は、主要女性キャラとなったケリーだが、その後のストーリ展開でドラッグ中毒や宗教にはまるなど、何かとトラブルの多いキャラクターとなった。そんなケリーを演じたジェニーは、『恋するマンハッタン』や『新ビバヒル』にも出演。私生活では、2001年に俳優ピーター・ファシネリ(『トワイライト』シリーズ)と結婚し、三人の娘をもうけたが、2012年に結婚生活にピリオドを打った。そして今年7月、かねてから交際していた俳優デヴィッド・アダムスと再婚している。

■ルーク・ペリー(ディラン・マッケイ役)
マフィアと通じていた父親の存在もあり、一匹狼的な雰囲気のディランは、ブレンダやケリーと恋愛関係となる。その後に付き合った彼女と悲劇的な別れを経験するが、最終的にはケリーとよりを戻すことになった。ディラン役を卒業したルークは、役者としてより成長したいと、米HBOの『OZ/オズ』にレギュラー出演するほか、『クリミナル・マインド FBI行動分析課』 や『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』といった多くの人気ドラマに出演している。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『ビバリーヒルズ高校白書』
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