ワーナー・ブラザーズがマイケル・ジャクソンの晩年を描くTVドラマを製作へ

米ワーナー・ブラザーズは、2009年に不慮の死を遂げた世紀のエンターテイナー、マイケル・ジャクソンの晩年を描くTVドラマを製作すると発表した。英Digital Spyが報じている。

本作は、2016年に出版されるタヴィス・スマイリーによるマイケル伝「Before You Judge Me...(原題)」をベースに、幻のコンサート・ツアー「ディス・イズ・イット」の準備期間を中心とした最後の16週間を描くという。

ワーナー・ブラザーズは声明の中で「この作品によって、マイケルが直面した栄光の頂点と挫折の深みを検証したい。マイケルは常にプライバシーを求めていたが、誰よりも人目にさらされた人生を送る結果になった。大スターゆえに人付き合いに臆病になり、普通の生活すら営めなくなった人間のプレッシャーがどんなものだったかを描きたい」と述べ、作品への意欲を見せた。

2009年6月25日に自宅で心肺停止状態に陥り、50歳でこの世を去ったマイケル。18日後にはロンドンのO2アリーナを皮切りに、2010年3月までの50公演におよぶ「ディス・イズ・イット」ツアー開始を控えていたが、彼の急死を受けて全日程がキャンセルとなった。その後、亡くなる前日まで行われたロンドン公演のリハーサル映像をドキュメンタリー化した映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が全世界同時に劇場公開され、日本でも大ヒットしたことは記憶に新しい。

ワーナー・ブラザーズによるTVドラマの放送日などの詳細は明らかにされていないが、伝説のスター、マイケルの最後の軌跡がTVで放送されるとあれば、お茶の間のマイケル・ファンには見逃せない作品となりそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:マイケル・ジャクソン
(C)ZUMA Press/amanaimages