M・ナイト・シャマラン製作総指揮、マット・ディロン主演のミステリードラマ『ウェイワード・パインズ 出口のない街』。同作がこのほど、シーズン更新を決めたことが分かった。米TV Lineが報じている。
FOXエンターテイメントのデヴィッド・マッデン社長は今月9日(水)、同作のシーズン2製作を発表し、次のように述べた。「『ウェイワード・パインズ』は、FOXにとって今夏最大のヒットとなりました。ナイトとチームが紡ぐミステリアスで奇想天外な世界と、紆余曲折のストーリー展開は初回から視聴者を釘づけにしたのです。我々もすっかり魅了されてしまいました。シーズン2は作品のサスペンス性と今後の視野、印象的なキャラクターたちによる人間ドラマをまったく新しい次元へと昇華させるでしょう。来年もぜひ本作をファンの皆様に楽しんでいただきたいと思います」
同作は、2013年度の国際スリラー作家協会賞にノミネートされた、ブレイク・クラウチによる米ベストセラー小説『パインズ-美しい地獄-』三部作を原作とした、濃厚な脱出ミステリー。物語の主人公はシークレット・サービスの捜査官イーサン・バーク。失踪した二人の同僚を捜索中、イーサンは山間の美しい街ウェイワード・パインズで事故に遭い、意識を失う。のちに意識を回復した彼は周囲に助けを求めるが、街の保安官や住民たちの執拗な妨害によって、家族や職場への連絡手段をすべて絶たれてしまう。やがて街で殺人事件が発生し、被害者の意外な正体と、偽りの街に隠された恐るべき秘密が浮かび上がってくる...。
同作では、映画『クラッシュ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマット・ディロンが初めてTVドラマの主演に挑戦。また、『シックス・センス』『サイン』といった神秘的な作品で知られるM・ナイト・シャマラン監督が手掛ける初のTVドラマとしても話題を集めた。マットと同じくアカデミー賞ノミネート経験を持つテレンス・ハワード(『ハッスル&フロウ』)、ジュリエット・ルイス(『ケープ・フィアー』)らが脇を固め、TVドラマの枠を超えたスケール感と緻密なストーリーが見どころだ。また、製作陣に『MAD MEN マッドメン』『ブレイキング・バッド』など人気シリーズのスタッフを迎え、高いクオリティを実現している。
日本でもシーズン1が今年5月からFOXにて放送された同シリーズ。2016年夏に全米で放送開始となるシーズン2が今から待ち遠しい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウェイワードパインズ 出口のない街』
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