『ER』出演者のその後【2】

1994年から2009年まで15シーズンにわたって放送された『ER 緊急救命室』。マイケル・クライトンの体験を元にした、リアリティと人間ドラマにあふれる医療ドラマは世界中で愛された。その歴史を築いた出演者のその後を追ってみたい。
第2回は、シーズン2以降から登場した主要キャストたち。

■ローラ・イネス(ケリー・ウィーヴァー役)
厳格ながら姉御肌的な面もある医師のウィーヴァーを12シーズンにわたって演じたローラ。その後はパニック大作『ディープ・インパクト』や『THE EVENT/イベント』に出演しているが、2002年に監督デビューを飾って以来、カメラの前よりも後ろに立つことが多い。『ER』の12エピソードでメガホンを取ったほか、『ザ・ホワイトハウス』『ブラザーズ&シスターズ』『グレイズ・アナトミー』『殺人を無罪にする方法』『アフェア 情事の行方』といった人気シリーズを監督。また、脚本家の顔も持つ。

■グロリア・ルーベン(ジェニー・ブレ役)
医師のジェニー役でシーズン1より出演していたものの、レギュラー昇格はシーズン2だったグロリア。ジョニー・デップ主演の『ニック・オブ・タイム』、マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランド共演の『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』、スティーヴン・スピルバーグ監督の『リンカーン』といった映画に出演。TVシリーズでは、『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』『NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル』『私はラブ・リーガル』『警察署長ジェッシイ・ストーン』『ブラックリスト』『Mr.Robot(原題)』などにゲスト出演。また、ジョン・カーター役のノア・ワイリーが主演する『フォーリング スカイズ』にも登場している。

■アレックス・キングストン(エリザベス・コーデイ役)
アンソニー・エドワーズ演じるマークと結婚する医師のコーデイに扮していたアレックス。その後は『CSI:科学捜査班』『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』『プライベート・プラクティス』『ドクター・フー』『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』『ARROW/アロー』といった人気ドラマで活躍。また、英国の舞台を映画館で上映する「ナショナル・シアター・ライヴ」での『Macbeth(原題)』でマクベス夫人を演じている。現在は、ジェームズ・フランコ監督映画『Bukowski(原題)』などが待機中。

■ポール・マクレーン(ロバート・ロマノ役)
嫌みな外科医ロマノを演じる前から、『ロッキー2』『ロボコップ』『ショーシャンクの空に』などの話題作に出演していたポール。以降はジャック・バウアーの兄グラハムを演じた『24 -TWENTY FOUR-』をはじめ、『アグリー・ベティ』『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』『アンダー・ザ・ドーム』といったTVシリーズでの出演が中心に。また、2002年に『ER』のエピソード監督を務めてからはメガホンを取ることが増え、『ザ・ホワイトハウス』『ライ・トゥ・ミー』『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』『クローザー』『エクスタント』『Glee/グリー』『スキャンダル 託された秘密』『Major Crime ~重大犯罪課』『Empire 成功の代償』などを監督している。

■ゴラン・ヴィシュニック(ルカ・コバッチュ役)
クロアチア出身のコバッチュ医師を演じる前、ダグラス・ロス役のジョージ・クルーニーが主演する『ピースメイカー』に登場していたゴラン。『ドラゴン・タトゥーの女』『悪の法則』といった豪華キャスト映画に名を連ねるほか、『エクスタント』『PAN AM/パンナム』『クロッシング・ライン ~ヨーロッパ特別捜査チーム~』といった人気ドラマにも出演している。

■モーラ・ティアニー(アビー・ロックハート役)
看護師から医師へ転身するアビーを演じたモーラ。それ以前にはリチャード・ギア主演の『真実の行方』、ジム・キャリー主演の『ライアー ライアー』、ベン・アフレック共演の『恋は嵐のように』といったメジャー映画に出演していたが、以降はアル・パチーノ&ロビン・ウィリアムズ主演の『インソムニア』以外に目立った作品はなし。TV界では、キャロル役のジュリアナ・マルグリーズ主演の『グッド・ワイフ』にゲスト出演。また、『アフェア 情事の行方』ではドミニク・ウェストの妻を演じてゴールデン・グローブ賞などにノミネートされている。

■ミンナ・ウェン(ジンメイ・チェン役)
医師のチェンを演じたミンナ。『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』『ボストン・リーガル』『プライベート・プラクティス』などのゲスト出演を経て、現在は『エージェント・オブ・シールド』のメリンダ・メイ役でレギュラーを獲得。アクションも披露している。また、ディズニーアニメの『ムーラン』では主人公の声を担当していた。

■メキ・ファイファー(グレゴリー・プラット役)
医師のプラットを演じたメキは、サミュエル・L・ジャクソン主演の『シャフト』、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「オセロ」を映画化した『O〔オー〕』などで実績を積み、ビヨンセ共演の『カルメン:ヒップ・ホペラ』とエミネム主演の『8 Mile』では歌声も披露。『ER』出演中は、ジェシカ・アルバ共演の『ダンス・レボリューション』、『ドーン・オブ・ザ・デッド』といった作品に出演する。同シーズン降板後は『ライ・トゥ・ミー』『トーチウッド』『ホワイトカラー』などのTVシリーズや、大ヒット映画『ダイバージェント』シリーズに出演。現在は、アメリカの奴隷問題を描いた名作ドラマのリメイクとなるミニシリーズ『Roots(原題)』、ダニー・グローヴァー共演の『Asher(原題)』が待機中。

■バーミンダ・ナーグラ(ニーラ・ラスゴートラ役)
恋多き医師のニーラに扮したバーミンダは、その後は『ALCATRAZ/アルカトラズ』『ブラックリスト』でレギュラーの座を獲得。また、『ジャッジメント ~NY法廷ファイル~』『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』などにゲストとして姿を見せている。映画ではキーラ・ナイトレー共演の『ベッカムに恋して』、アン・ハサウェイ主演の『魔法にかけられたエラ』に出演した。

■スコット・グライムス(アーチー・モリス役)
医師モリスを演じたスコット。以降は『NCIS』シリーズや『デクスター ~警察官は殺人鬼』『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』『クリミナル・マインド FBI行動分析課』『SUITS/スーツ』『シェイムレス 俺たちに恥はない』などに出演。また、リドリー・スコット監督の『ロビン・フッド』に登場していた。TVアニメ『Family Guy(原題)』『American Dad!(原題)』でも長く活動している。また、1989年にデビューアルバムを出した歌手でもあり、これまでに合計3枚のアルバムを発表している。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『ER 緊急救命室』
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