冷戦時代のスパイドラマ『THE GAME』に主演するなど、英国出身の若手俳優の一人として注目されているトム・ヒューズ。彼がヴィクトリア女王の若かりし頃を描く英ITVのミニシリーズ『Victoria(原題)』で、プリンス・アルバートを演じることが分かった。米Deadlineが報じている。
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全8話となる同シリーズでは、18歳の若さで女王となったヴィクトリアが、従兄弟のアルバートと結婚するまでが描かれるという。
ヴィクトリアに扮するのは『ドクター・フー』のジェナ・コールマン。ほかには、ルーファス・シーウェル(『ローマ警察殺人課アウレリオ・ゼン 3つの事件』)、アレックス・ジェニングズ(『ホワイトチャペル 終わりなき殺意』)、ポール・リス(『ダ・ヴィンチと禁断の謎』)、ピーター・ファース(『MI-5 英国機密諜報部』)などがキャスティングされている。
若くして即位したにもかかわらず、アルバートの助けもあって国を統治し、63年にわたって在位したヴィクトリア女王。国民から愛された彼女の若き頃の物語は、2009年に『ヴィクトリア 世紀の愛』というタイトルで映画化もされている。その時に主役の二人を演じたのは、エミリー・ブラント(『プラダを着た悪魔』)とルパート・フレンド(『HOMELAND』)だった。
これまで『Silk 王室弁護士マーサ・コステロ』『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』『アガサ・クリスティー ミス・マープル』など数々のドラマに登場してきたトム。『THE GAME』以降は映画出演の続いてきた彼が、歴史ドラマでどんな演技を見せるのか楽しみだ。
『Victoria』は英ITVで2016年放送予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:トム・ヒューズ
(C) BBC 2014