全米で話題沸騰のドキュメンタリー『殺人者への道』、第1話が無料公開中!

ある殺人事件を追ったNetflixのオリジナルドキュメンタリー『Making a Murderer ~殺人者への道~』が、全米で大きな反響を呼んでいることはお伝えした通り。その本編の第1話(日本語字幕付き)が、YouTubeで公開されている。

【関連動画】『Making a Murderer ~殺人者への道~』本編第1話(日本語字幕付き)

本作は、ローラ・リッチアーディ、モイラ・デモスの両監督が2005年に新聞で読んだ記事をきっかけに、実際に起きた事件を取材し、10年もの歳月をかけて完成させた全10話のドキュメンタリー。

舞台はアメリカ中西部にあるウィスコンシン州。同州の貧困街に生まれたスティーヴン・エイヴリーは、1985年に婦女暴行罪で有罪判決を受けて18年間服役した後、DNA検査で無実であることが判明して2003年に釈放された。しかしその2年後、別の殺人事件の第一容疑者として再び逮捕され、仮釈放なしの終身刑に。無実を訴えるエイヴリーを取り巻く事件の真相を追う中で明らかになった警察による決めつけや、検察による職権乱用、証拠改ざん、証言の強要。このドキュメンタリーは、最初の事件を検証し、近年の科学的進歩と法改正によって事件が少しでも真相と司法制度の正義に近づくことができたのかを問いかけている。

アメリカでは本作の配信を受けて、さまざまな動きが起きている。ホワイトハウスの嘆願サイトでエイブリーの無実を訴える多くの署名が集まったことを受け、ホワイトハウスは大統領には州の刑事犯罪を赦免する権限がないとコメントしている。

『Making a Murderer ~殺人者への道~』(全10話)はNetflix(Netflix.com/jp/)で独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『Making a Murderer ~殺人者への道~』
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