大ヒット犯罪捜査ドラマ『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』は、米ABCで放送中のシーズン8がまもなく終了する。しかし、翌シーズンへの更新はいまだ決まっていないため、製作側では二つの異なる結末や様々な今後の展開を用意しているようだ。米TV Lineが伝えている。
本作のショーランナーであるテレンス・ポール・ウィンターは、シーズン8の最終話に関するTV Lineの取材に対し、「手に汗握るような一つの結末を用意しています。我々は『キャッスル』を信じていますし、ABCはきっと我々を戻してくれると信じています」と、シーズン更新を期待しているとコメント。
もしシーズン9が製作されたとしても、キャストが入れ替わる可能性があるようだ。「我々の希望は全員がシーズン9に帰ってくることですが、みんなそれぞれ取引をする必要があります」と、もう一人のショーランナー、アレクシ・ホーリーは説明している。主役コンビであるキャッスル役のネイサン・フィリオンとケイト役のスタナ・カティックの契約がシーズン8で終わることに触れ、「まだ今後の展開が分からないため、とりあえず同じチームで来シーズンに戻ってくることができないかもしれないという可能性については考えないようにしています」と、現状について明かしている。
しかし、シーズン9が発注されなかった場合を想定し、ショーランナーたちは番組終了となる結末も準備しているようだ。「もし帰ってこれなかった時だけ使うファイナルシーンも用意しています」とホーリーは番組終了のための最終話も用意していることを認めた。ウィンターが続けて「それは本当に手を付けたくないもので、我々は絶対に放送したくないと思っています」と、今シーズンで終わらないことを願っている気持ちを述べた。
日本でも大人気の『キャッスル』がシーズン8で終了してしまうのか。5月16日に本国アメリカで放送されるシーズン最終話が予定通り、シーズン継続の形のシナリオで放送されることを期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き』
(C)ABC Studios.