『キャッスル』スタナ・カティック降板に対するキャストの反応は?

『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』の主役コンビの一人、ケイト・ベケット刑事を演じるスタナ・カティックがシーズン8をもって降板することを先日お伝えしたが、彼女が番組を去ることについて、キャストが胸中を明かしている。複数のメディアが報じた。

米Deadlineなどが報じたところによると、スタナの降板は、ABC及び制作会社ABCスタジオの判断で決まった模様。主演のネイサン・フィリオンとスタナは二人とも、昨年春にシーズン8の出演契約を結び、その後、ネイサンは以後の出演に向けて協議を進めていたが、番組の予算削減のため、スタナに対してはシーズン9出演のオファーはなかったという。

スタナ降板は、全米ではニュースが報じられた直後の放送回の視聴率が大きく下がるなど、ファンにも大きなショックを与えている。ファンと同じタイミングで知ったというエスポジート役のジョン・ウエルタスも、ショックを隠しきれないようだ。「こんなに悲しいことがあるかい? 僕はネットではないところで知るべきだったのに。このドラマは僕の家族だ。どうして誰も僕に教えてくれなかったんだ」と、彼女が降板することと、それを知らされていなかった気持ちをTwitter上で吐露。また、彼自身と相棒ライアン役のシーマス・デヴァーも、シーズン9続投の打診をいまだに受けていないことを明かしている。

シーズン1からの8年間、ベケット刑事の相棒として、同じく主演を張ってきたネイサン・フィリオンは、「『キャッスル』は僕の人生の中で最も楽しい時間の一つだし、僕はこの作品に出続けたい。スタナはずっと僕のパートナーで、TVに登場する中で最も素晴らしい警察官の一人となったベケットという役を作り上げてくれたことに感謝している。彼女の今後がうまくいくことを願っているし、スタナならきっとどんなことでもやり遂げると確信している。恋しくなるね」と述べている。

どのような形でベケット刑事が番組から去るのかは明らかになっていない。しかし、かつて番組のショーランナーであるテレンス・ポール・ウィンターが「シーズン3でモンゴメリを死なせてしまったが、これ以上誰も死なせないよ」と語っているため、死という結末だけは避けられるようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き』
(C)ABC Studios.