マッツ・ミケルセン、『ハンニバル』復活を求める!

映画『羊たちの沈黙』で有名なハンニバル・レクター博士をマッツ・ミケルセンが演じた米NBCのサスペンスドラマ『ハンニバル』。惜しくもシーズン3で打ち切られてしまった同シリーズだが、マッツはその続きを制作したいと思っているようだ。米Entertainment Weeklyが報じている。

マッツは、英Sunday Express紙の取材の中で、「僕たちはみんな怒っているんだ。狂気を感じるほどにね。みんな、シーズン4があると信じていた。(更新か打ち切りかを決定する)時期が近づいてきた時、僕たちは『ハンニバル』が続いていくと確信していたんだ。だから、最終的な決定にとても驚いたね」と発言。

さらに、「僕たちはあの作品に携わっている間、とても充実した日々を過ごすことができた。でも、やはりもっと物語を続けていきたかったよ。素晴らしい形で番組の最後を迎えることができたけど、まだまだ伝えたいことがあったんだ」と続けている。

放送局だったNBCが打ち切りを決めた後、ファンが救済活動を行ったり、米Amazonでの続編制作が見込まれたこともあったが、いずれも実現には至らず。ショーランナーのブライアン・フラーは、別の放送局でのシリーズ継続や映画化について、「可能性は50%もないだろう」と実現の見通しは厳しいことを明かしていた。フラーは現在、CBSが制作する『スタートレック』シリーズ最新作と、米Starzによるベストセラー作家ニール・ゲイマンの小説「アメリカン・ゴッズ」のドラマ化を手掛けている。

ただし、ショーランナーが他の企画を抱えていても、マッツは続編の望みを捨てていない。「すべてはブライアン次第だよ。彼は、このドラマの鍵であり基であり心臓なんだ。僕らは、彼の次のキャリアで何が起こるかを待っているんだ。たとえ数年空くことになっても、いつでも戻ってくることはできる。ブライアンがやるといえば、僕らもやるんだ」と、フラーを数年でも待つ意向を明かした。

最近のマッツは、母国デンマークのコメディ映画『メン&チキン』や、ベネディクト・カンバーバッチ主演のアメコミ映画『Doctor Strange(原題)』、『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などに出演している。(海外ドラマNAVI)

Photo:マッツ・ミケルセン
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