これまで何度も舞台で上演されてきた、アーサー・コナン・ドイルによる推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズ。ベネディクト・カンバーバッチ主演の英ドラマシリーズ『SHERLOCK/シャーロック』などが日本でも高い人気を博しているが、そんなシャーロック・ホームズが、久々に舞台で甦ることが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
2008年に『Sunday in the Park with George』で、トニー賞ミュージカル部門主演男優賞に輝いたダニエル・エヴァンスが演出を手掛ける舞台『シャーロック・ホームズ』は、2017年夏にロンドンのウェストエンドにて公演スタートとなる予定。ロンドン公演後は、ブロードウェイへ舞台を移すことも検討されているとのことで、舞台装置デザインは『ウルフ・ホール』でトニー賞演劇衣装デザイン賞を受賞したクリストファー・オラム、舞台衣装はトニー賞に6度輝いた経歴を持つウィリアム・アイヴィ・ロングが担当する。気になるキャストは現段階では決まっていないが、『SHERLOCK』のコンビ、ベネディクトとワトソン役のマーティン・フリーマンを期待する声が上がっているようだ。
『シャーロック・ホームズ』がブロードウェイで初演されたのは1世紀以上も前の1899年で、その後は7回にわたりリバイバル上演されている。1974年にロイヤル・シェイクスピア・カンパニー製作によるバージョンのロンドン公演も行われ、2007年には同シリーズの短編小説「青い紅玉」を舞台化した作品がオフブロードウェイで上演されている。
舞台以外にも近年では、『SHERLOCK』をはじめ、ロンドンからニューヨークに舞台を移してワトソン役を女性に置き換えた新感覚のドラマシリーズ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』、ロバート・ダウニー・Jrがホームズを演じる映画『シャーロック・ホームズ』シリーズも製作されている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『SHERLOCK/シャーロック』
Robert Viglasky(C)Hartswood Films 2013/Colin Hutton(C)Hartswood Films 2010 John Rogers(C)Hartswood Films 2010