女優として活動するだけでなく、2011年の映画『最愛の大地』で監督デビューを飾り、夫ブラッド・ピットと共演した新作映画『白い帽子の女』では出演・監督・脚本の三役をこなしたアンジェリーナ・ジョリー。国連UNHCRの親善大使に任命されチャリティ活動にも熱心な彼女が、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで客員教授を務めることが明らかとなった。
米E!Onlineによると、今秋よりアンジェリーナは、女性の平和や保護について研究する、同校の修士号過程で講義を行うとのこと。また、客員教授としてクラスで教鞭を振るうだけでなく、アンジー自身の研究も進め、専門家が集まるワークショップや公的イベントにも参加することになるという。
彼女は声明で、「この修士号過程のプログラムの誕生に、奮起させられました。この例をお手本に、他の学術機関も同校の後に続いてくれればと願っています。どのように女性の権利を促進させていくか話し合う場を広げ、紛争が起こっている国で女性に暴力を振るっても刑罰に処されないという現実に歯止めをかけることが重要です。政府、国連とともに仕事をしてきた自分の経験を分かち合うと同時に、教鞭を取り生徒から学ぶことを心待ちにしています」と、客員教授になることへの意気込みを語っている。
人道主義者として活動しているアンジェリーナは、以前のインタビューで「世の中を本格的に変えたければ、政治を意識しないわけにはいかない」と述べ、政界への進出を否定していなかった。だが、女優業から引退するつもりはないため、「政界入りは現実的ではない」ともコメントしていた。
幅広い分野で活躍する彼女は、2016年はアニメーション映画『カンフー・パンダ』の第3弾に引き続きマスター・タイガーの声で出演し、『マレフィセント』の続編に主役で続投することが報じられたばかりだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:アンジェリーナ・ジョリー
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