『スタンド・バイ・ミー』の元子役も児童への性的虐待問題を語る

ハリウッドで8歳の頃から活動している俳優のイライジャ・ウッド(『ロード・オブ・ザ・リング』)が、ハリウッドにおいて児童への性的暴行が昔も今も行われていると発言したことは、先日お伝えした通り。それを受けて、同じく子役出身であるコリー・フェルドマンもこの問題について語ったことが分かった。米Hollywood Reporterが伝えている。

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少年たちの冒険を描いた1980年代の映画『グーニーズ』や『スタンド・バイ・ミー』で知られるコリーは、2011年、子役時代に複数の大人から性的いたずらを受けたことを明かしていた。イライジャは子どもが危険な目に遭うのはパーティの席が多いと述べていたが、今回この問題についてあらためて口を開いたコリーも彼の意見に同調。「10歳から16歳までくらいの少年少女がそうしたパーティによく呼ばれるんだ。そういう席ではアルコールも出るよ。誰かが近づいてきて、『ねえ、ハリウッドで力のある人たちと知り合いになれるパーティがあるんだよ』って言われたら、ビッグチャンスだと思うよね」と、言葉巧みに子どもが危険な場所へ誘われることを明かした。

現在44歳となったコリーは仕事や恋人に恵まれてとても幸せだと語っているが、かつては薬物中毒に苦しみ、様々なセラピーやリハビリを経験していた。一方、彼と同じく子役出身で、コリーと多くの共演作を通じて親しい友人となっていたコリー・ハイム(『ルーカスの初恋メモリー』)も、11歳で男性プロデューサーにレイプされたという。彼は長年薬物依存に苦しんだ末の2010年、38歳の若さでこの世を去っている。現在11歳の息子を持つコリー・フェルドマンは、「純真無垢な息子にそういうことが起きるかもしれないなんて、想像すらできないよ」と、親友を襲った想像を絶する悲劇に心を痛めた。

コリー・フェルドマンは、自分や友人に対して非道な行為を働いた大人たちの名前をいまだに明かしていない。その理由について、軽率に名前を挙げれば逆に名誉毀損で訴えられる可能性があるからだと説明したが、地方検事といった司法関係者に近く直接伝えたいと語っている。なお、そのうちの一人は「今もハリウッドで活発に活躍している」という。(海外ドラマNAVI)

Photo:コリー・フェルドマン
(C)Ima Kuroda/www.HollywoodNewsWire.net