大人気サスペンス・コメディドラマ『デスパレートな妻たち』(以下『デス妻』)でイーディ・ブリットを演じたニコレット・シェリダン。同番組の製作総指揮者マーク・チェリーと放送局の米ABCを相手に、訴えを起こしていた彼女の裁判が5年ぶりに再開され、共演者も証言台に立つ可能性があることが分かった。米Deadlineが報じている。
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番組開始当初から登場していたイーディがシーズン5で命を落としたため、演じるニコレットは番組を降板していた。しかし、彼女はチェリーと議論になった際に暴力を振るわれ、その事実をABCに訴えたことを理由に降板させられたと主張。不当解雇とチェリーの暴力を訴えたが、まず暴力行為についての申し立てが却下され、不当解雇についても陪審員の審議により審理無効となっていた。
ところが事態は一転し、2015年10月にロサンゼルスの第2控訴地区裁判所により再審申し立ての機会を与えられ、この度、ロサンゼルス郡最高裁判事の決断で、ニコレットは2017年6月5日に審議のため出廷することになったとのこと。2週間ほどの再審議でニコレットは証言台に立つ予定だが、チェリーが法廷に姿を見せることはない模様だ。しかし、ニコレットの共演者だったエヴァ・ロンゴリア(ガブリエル役)、テリー・ハッチャー(スーザン役)、マーシア・クロス(ブリー役)、フェリシティ・ハフマン(リネット役)は被告側証人リストに名前があるため、証言する可能性はある。
ニコレットは『デス妻』を降板後、『Honeymoon for One(原題)』や『All Yours(原題)』などTV映画を中心に出演している。(海外ドラマNAVI)
Photo:ニコレット・シェリダン
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