カントリー音楽界を描く『Nashville』、打ち切られるも放送局を変えて復活!

先日、米ABCがシーズン4をもって打ち切りを決めた音楽ドラマ『Nashville(原題)』が、ケーブル局CMTにて新シーズンに更新されることが決定した。さらに、放送翌日にはHuluにて最新エピソードを配信し続けていくという。米Varietyが報じている。

カントリー音楽の聖地、テネシー州ナッシュビルを舞台にした本作は、落ち目の伝説的シンガー、レイナ・ジェイムス(コニー・ブリットン)と新人歌手ジュリエット・バーンズ(ヘイデン・パネッティーア)を主人公に据え、業界の熾烈な競争や複雑に絡み合う人間関係を描いている。

CMT代表のブライアン・フィリップは、「CMTはファンの話を聞きました。彼らの『Nashville』への愛と評価は圧倒的でした。この作品は我々のラインナップに加えるのに完ぺきなドラマです。『Nashville』はCMTとともにあります」とコメント。また、Huluのコンテンツ部門責任者クレイグ・アーウィッチは、「『Nashville』はHuluで長くファンから愛されてきた作品で、我々は新しいエピソードを放送日の翌日に配信できることを誇りに思っています。情熱的で熱心な視聴者にこの称賛されたシリーズを届けるのが楽しみです」と述べている。

ABCで放送されていた『Nashville』は、ファンから強い支持を受けてシーズン4まで製作されたが、18~49歳の平均視聴率は1.8%、全体で670万人の視聴者数という数字だった。5月にキャンセルが発表されてからはCMTのほかにも4、5局が関心を寄せていたという。

シーズン5では、『ラスト サムライ』を手掛けたエドワード・ズウィック&マーシャル・ハースコヴィッツのコンビがショーランナーを務める。(海外ドラマNAVI)

Photo:ヘイデン・パネッティーア
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