大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン6で、最終エピソードに登場した悪役ニーガン。最終的にジェフリー・ディーン・モーガン(『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』)が演じたが、原作コミックでモデルとなったミュージシャンも、同役のオーディションを受けていたことが分かった。米Forbesなどが報じている。
原作でニーガンのモデルになったのは、米ロックバンド、ロリンズ・バンドのヴォーカルで、俳優としても活躍するヘンリー・ロリンズ。インタビューに応えたヘンリーは、「コミックのイラストレーター、チャーリー・アドラードは、俺をニーガンのモデルにしているから、ニーガン役を演じてもいいと思っていたんだ。だからオーディションを受けたのさ」と経緯を語っている。
続けて、「オーディションを受けに行って、(ニーガンの)罵りなんかを含んだ、すごくクールな会話が書かれた5ページほどの脚本を渡されたんだ。後でニーガン役に決まった俳優の写真を見たけど、コミックで描かれたニーガンそのものだったよ」と言い、ジェフリーのキャスティングには納得している様子。
1970~1980年代の伝説的なパンクバンド、ブラック・フラッグに在籍したこともあるヘンリーは、1988年のバンド解散後にロリンズ・バンドを結成。ロリンズ・バンドは1990年代のオルタナティブ・ロック&ハードコア・メタル界の重鎮として君臨し、その傍らでヘンリーは俳優としても活躍。映画『ヒート』でアル・パチーノやロバート・デ・ニーロと共演したほか、『カリフォルニケーション』『サン・オブ・アナーキー』といった人気ドラマにもゲスト出演している。また、作家として小説や詩集も出版し、出版社を経営するビジネスマンでもあり、各業界でその多才ぶりを発揮している。
ニーガンがストーリーの行方を握りそうなシーズン7は、米AMCにて10月9日(日)より放送スタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:ヘンリー・ロリンズ
(C)Drex Reed/www.HollywoodNewsWire.net