「破壊王」は高所恐怖症!『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』来日記者会見

大迫力の映像が話題となり全世界で大ヒットした『インデペンデンス・デイ』の20年ぶりの続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は7月9日(土)の公開を控えているが、6月29日(木)、ローランド・エメリッヒ監督と、オリジナルキャストの一人であるジェフ・ゴールドブラム(デイビッド役)、新世代キャストのリアム・ヘムズワース(ジェイク役)とマイカ・モンロー(パトリシア役)が来日し、東京スカイツリーで行われた記者会見に登壇した。

エメリッヒ監督は「東京に来られて嬉しいです。ただ、高所恐怖症なのでちょっと緊張しています」。スカイツリーからの夜景については「(映画)『ブレードランナー』のようですよね」と監督らしいコメント。今回、初来日となるリアムは「初めての日本を楽しんでいます。本当に素敵な時間を過ごしています」と続けた。

本作が初の続編となるエメリッヒ監督は、「皆から続編は作らないのかと聞かれましたが、独立した作品として完成していると考えていました。しかし、(2009年公開の)『2012』で初めてデジタルカメラを使って撮影した時に技術の進歩を感じ、これなら続編を作ってもいいなと思ったのです」と、心境が変化した理由を説明。また、3作目制作の可能性については「興行成績が分かる3、4週間後にまた聞いてください」と返答し、会場を笑わせた。人類滅亡をテーマにした作品が多いことで、ファンから「破壊王」と呼ばれていることについては「いろんな国で違うニックネームを付けられているようです。(ディザスター映画が多い理由は)兄がよく私のおもちゃを壊していたことから始まっているんだと思います」と分析した。

大ヒット映画の続編で主役に選ばれた時の気持ちを聞かれたリアムは「監督の大ファンだったからとても興奮しました」と答え、楽しみにしていたジェフとの共演については「誰もが共演したい完璧な俳優です。エネルギーを与え、現場を楽しくしてくれる人」と作品に参加できたことの喜びを示した。

来日メンバーの中で唯一、2度のエイリアンの襲撃を経験したジェフは「今回の侵略には明確な目的があるんです。彼らには女王もいて階級制度があり、巨大な空母に乗って地球に攻めてくるんです」と前回の侵略との違う点を解説。初めての大作に出演したマイカは「パトリシアはこの作品にハートを持ち込んだキャラクターだと思います。元大統領を父に持つけれど母親は亡くしている。でも、パイロットというキャリアを選び、強い女性に変わったんです」と役柄について語った。

最後に、「楽しんでもらえる作品になっています。この映画から学べることがあるとしたら、皆で助け合うことを大切にすれば地球上の問題も解決できることではないでしょうか」とリアムが力強く語ってくれた。

前作よりもさらに壮大な世界観となっている『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は、7月9日(土)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:ローランド・エメリッヒ監督、リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、マイカ・モンロー