『X-MEN』のTVシリーズ企画が米FOXで新たに始動

マーベル・コミック『X-MEN』を題材とするTVシリーズの企画が、米FOXで新たに始動したことを、米Hollywood Reporterなどが報じた。

タイトル未定の本作は、自分の子どもたちがミュータントの超能力を持っていることを知った二人の平凡な親を中心に描かれるアクション・アドベンチャー・シリーズ。敵対的な政府から逃れることを余儀なくされた家族は、ミュータントの地下組織に参加し、生き延びるために戦うことになる。

本作は、20世紀フォックス・テレビジョンとマーベル・テレビジョンの共同制作となり、『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』のクリエイター、マット・ニックスが、脚本と製作総指揮を担う。このほか製作総指揮には、『X-MEN』映画を動かしてきたローレン・シュラー・ドナー、ブライアン・シンガー、サイモン・キンバーグ、そしてマーベル・テレビジョンを率いるジェフ・ローブなども名を連ねている。

現在FOXは、DCコミックのドラマ『GOTHAM/ゴッサム』と『Lucifer(原題)』を放送中。マーベルのドラマは初めてだが、これまで何年にもわたり『X-MEN』の実写シリーズを作ろうとしていた。今回、パイロットが放送されなかった場合、制作スタジオとの契約でFOXは多額のペナルティを支払う義務が生じる。それだけパイロットの成功の見込みは高いと見なされているようだ。

なお昨年には、X-MENの宿敵である秘密結社「ヘルファイア・クラブ」を描くドラマ企画『Hellfire(原題)』を、同局が発表していた。しかし、企画を進めていたエヴァン・カッツとマニー・コトが『24 -TWENTY FOUR-』のスピンオフドラマ『24: Legacy(原題)』に専念することになったため、企画は立ち消えとなっている。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画版『X-MEN』でウルヴァリン役を務めるヒュー・ジャックマン
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