トム・ヒドルストン(『マイティー・ソー』『アベンジャーズ』)が伝説のシンガー、ハンク・ウィリアムスを演じた伝記映画『アイ・ソー・ザ・ライト』の予告編が解禁となった。
ハンクは1947年にメジャーデビューすると6年という短い活動時間を経て、人気絶頂のまま29歳の若さでこの世を去ったが、その音楽はエルヴィス・プレスリー、ザ・ビートルズといった偉大なアーティストにも影響を与え、"ルーツ・オブ・ロック"と呼ばれるほど、時代や国境、ジャンルを超えて今なお人々の心に生き続ける伝説的存在となった。
今回解禁された予告編では、自身もシンガーとして成功したいと願う妻オードリー(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のエリザベス・オルセン)とのすれ違いや、第二次世界大戦後の暗い時代を生きる人々の悲しみを背負うことで希望を与え続けた彼の決意が描かれている。また、音楽プロデューサーの指導のもと、5週間の猛特訓を経て劇中のハンクの曲すべてを自ら歌ったというトムの歌唱力の高さも明らかになっている。
1944年アラバマ州、ハンク・ウィリアムスは愛するオードリーと結婚して幸せな生活を送っていた。ハンクはシンガーとして成功するが、オードリーも同じ夢を諦められずにいた。彼は音楽活動が順調に進むにつれ家族との溝が深まり、その淋しさを紛らわすため女性やアルコールに逃げる日々を送るように。シンガーとして優等生であることを求めるレコード会社と、父親を求める家族。翻弄されながらも、ありのままの自分であろうとするハンクは、その想いを歌に込めた――。
『アイ・ソー・ザ・ライト』は10月1日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
Photo:『アイ・ソー・ザ・ライト』
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