ドラマ版『ザ・シューター』、相次ぐ事件を受けて再度の放送延期が決定

ライアン・フィリップが主演する米USAの新作ドラマ『Shooter(原題)』の放送開始が、テキサス州ダラスで起きた警察官を狙った銃撃事件を受けて延期されたと以前お伝えしたが、相次ぐ襲撃事件によりさらに放送が先延ばしとなったことが分かった。米Hollywood Reporterなどが報じている。

第1話の放送はもともと今月19日(火)に予定されていたが、7日にテキサス州ダラスで起きた警察官射殺事件に考慮し、1週間後の26日(火)に延期。しかし、17日(日)に今度はルイジアナ州バトンルージュで警察官を狙った襲撃事件が起き、3人が犠牲となっていた。アメリカでは今月上旬、このバトンルージュとミネソタ州で警官による黒人射殺が続き、人種差別だとして緊張が高まっている。

これら一連の襲撃事件や、14日にフランスのニースで起きた無差別殺人も考慮し、USA局は『Shooter』の放送開始を秋に変更すると発表している。

本作は、人気作家スティーヴン・ハンターのベストセラー小説「極大射程」が原作で、2007年にはマーク・ウォールバーグ(『テッド』)主演で『ザ・シューター/極大射程』というタイトルで映画化された。元海兵隊特殊部隊の凄腕スナイパーだった主人公ボブ・リー・スワガーが、大統領暗殺計画を阻止するべく協力を依頼されるも、犯人に仕立て上げられてしまうという陰謀スリラーで、銃を使ったシーンを含んでいることが不適切と判断されたようだ。ライアンのほか、オマー・エップス(『Dr.HOUSE』)、トム・サイズモア(『プライベート・ライアン』)なども出演する。(海外ドラマNAVI)

Photo:ライアン・フィリップ
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